軽快なBGMを聞きながら、ヨーロッパの美しい風景を真っ赤なオープンカーで疾走する、1986年にアーケードゲームとして登場したドライビングゲーム『OutRun』。大型トラックやスポーツカーなどをすり抜けつつドライブし、分岐していく全15コースを走りながらゴールを目指すセガの名作です。
隣に金髪の美女らしき人物を同乗させ、チェックポイントを通過する毎に追加されるタイムや、左右に分岐するコースによって景色が変わる爽快感は、レースーゲームというよりもドライビングゲーム。ゲーム開始時にBGMを選べる機能は話題となり、当時発売されたレコードはベストセラーにもなっています。
分岐したコースは16通りのルートを選べ、巨大な石の門があるルートや砂漠の中、ビーチ沿いなどルートによって背景が変化。さまざまなルートを気分によって選択できる楽しみもあります。
筐体は、ゲーセンにあった本体を再現しており、ステアリング、シフトレバー、ターボボタン、アクセル&ブレーキを搭載。座席は前後に移動できてペダルの位置を自由に調整できるなど、遊び方は当時のゲームセンターさながら。40~50代のゲームファンであれば、その姿に感動すること間違いなしです。
また反対に、若い世代であればレトロゲームな感覚で楽しめる「ARCADE1UP OutRun」は、『OutRun』の他に『TURBO OUTRUN』『OutRunners』『POWER DRIFT』の計4ゲームが収録されています(収録ゲームは北米仕様)。
本体のサイズは幅47cm×高さ116cm×奥行57cm、ベンチシートは幅50cm×高さ47cm×奥行98cmで総重量約51kgとアメリカンなサイズですが、当時よりドライビングテクは上がっているのか、それとも衰えているのか…。自分のドラテクを、今一度、試してみませんか?
<文/&GP>
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