「RS-BTEVS1」は、2021年春に発売された環境センサー「RS-WFCO2」の、いわばBluetooth対応バージョン。「RS-BTEVS1」本体に電源を入れて測定場所に設置したら、手持ちのスマホやタブレットに専用アプリ「エアミル2B」をインストールしてBluetooth設定をオン。アプリを起動してペアリングと設定を行えば準備完了です。「RS-WFCO2」ではWi-Fi環境が必要でしたが、この「RS-BTEVS1」では、電源さえ取れれば場所を選ばず使用可能。さまざまな場所で、より手軽に導入できるようになりました。
チェックできるのは室内のCO2濃度とPM2.5、そして温湿度。特に不快感や体調不良の要因となり得るCO2に関しては、センシリオン社PASens技術を使用したCO2センサーを搭載。約2500ppm以下の生活空間において、高精度のCO2濃度計測が行えます。
PM2.5対策に関しては、mCERTs認定(英国の環境庁によって作成された環境データモニタリングの品質に関する認定スキーム)取得済みのセンシリオン社PMセンサーを搭載しており、PM1、PM2.5、PM4、PM10を計測することが可能です。
密集・密閉が気になる場所なら、スマホと常時接続しておくことで1日の濃度変化をグラフやCSVファイルで取得することもできます。人が多く集まる公共性の高い場所などで密集状態をチェックしておけば、さまざまな対策を講じる際のデータとしても役立ちそう。
またCO2やPM2.5の濃度の目安は本体搭載のLEDの点灯状態からもチェック可能。スマホを見なくても、気づいたときにすぐ窓を開けて換気できるのは便利ですね。
どこでも使える手軽さは、自宅にWi-Fi環境を持たないひとり暮らしのユーザーにもいいし、電源が確保できるならクルマの中で使うのにもよさそう。自然災害が心配なこれからの時期なら、避難所などでも役に立つかもしれません。一台あれば、残暑厳しい季節はもちろん、部屋を閉め切りがちな寒い季節や花粉の飛ぶ季節、蒸し暑い梅雨時まで一年中活躍してくれそうです。発売は8月下旬予定です。
>> ラトックシステム「Bluetooth環境センサー RS-BTEVS1」
<文/&GP>
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