■ボディは小さく、パワーは大きく進化した「Zenfone 8」
5.9インチの有機ELディスプレイを搭載するZenfoneの最大の利点は、片手で操作しやすいこと。横幅が約68.5mmに抑えられていることに加えて、画面の下の方を軽くスワイプすると、画面表示を引き下げることもできます。
ディスプレイには指紋センサーも搭載。ちなみに、インカメラによる画面認証にも対応しており、顔認証のほうがスピーディにロック解除できました。マスクを着けなくていい状況では、顔認証を用いたほうが良さそうです。
右側面に音量キーと「スマートキー」を搭載。スマートキーは電源や画面をオン・オフする操作に加えて、2回押しや長押しで任意のアプリを起動させるなどのショートカットを設定できます。
上部には3.5mm穴のイヤホンジャックを備え、下部にはUSB Type-Cポートを搭載。内蔵スピーカーは上下に搭載し、厚みのあるステレオサウンドを楽しめます。
背面のメインカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。AIによるシーン検出に対応し、「夜景」モードや「ドキュメント」モードも備えています。なお、AIのオン・オフは、カメラアプリの「設定」画面で行う必要があるので、ちょっと手間。しかし、AIをオンにしても比較的ナチュラルな色で写るので、常時オンにしておいてよさそうです。
OSはAndroid 11で、CPUはSnapdragon 888。メモリ(RAM)は8GBまたは16GBから選べます。筆者が使ったのは16GBモデルですが、軽めのタッチ操作にもキビキビと反応してくれて、非常に小気味よい操作感でした。
4000mAhのバッテリーを内蔵し、電池は余裕で2日以上持つ印象。フルに充電してから「Netflix」で2時間の映画を再生したところ14%しか減らなかったので、残量を気にせずに動画やゲームなども楽しめそうです。
メモリとストレージの容量が異なる3モデルが用意されていて、それぞれ3色のカラバリから選べます。