コンパクトだけどパワフル!「Zenfone 8」はとにかく使いやすかった!

■ボディは小さく、パワーは大きく進化した「Zenfone 8」

5.9インチの有機ELディスプレイを搭載するZenfoneの最大の利点は、片手で操作しやすいこと。横幅が約68.5mmに抑えられていることに加えて、画面の下の方を軽くスワイプすると、画面表示を引き下げることもできます。

▲5.9インチ(2400×1080ドット)の有機ELディスプレイを搭載。サイズは約148×68.5×8.9mmで、重さは約169g。片手で楽に持てる

▲画面の下中央をなぞって、画面表示を引き下げられる「片手モード」も搭載。クイック設定パネルを操作したい時に便利

ディスプレイには指紋センサーも搭載。ちなみに、インカメラによる画面認証にも対応しており、顔認証のほうがスピーディにロック解除できました。マスクを着けなくていい状況では、顔認証を用いたほうが良さそうです。

▲画面内指紋センサーは親指を当てやすく使いやすい。指紋の登録には多少時間がかかるが、認証はスピーディー

右側面に音量キーと「スマートキー」を搭載。スマートキーは電源や画面をオン・オフする操作に加えて、2回押しや長押しで任意のアプリを起動させるなどのショートカットを設定できます。

▲右側面に音量キーとスマートキー(電源キー)を搭載

▲スマートキーに割り当てる機能は変更可能

上部には3.5mm穴のイヤホンジャックを備え、下部にはUSB Type-Cポートを搭載。内蔵スピーカーは上下に搭載し、厚みのあるステレオサウンドを楽しめます。

▲イヤホンジャックがあるので、有線イヤホンを使いたい人には便利

▲底部にはSIMスロットとUSBポート

▲SIMスロットは両面に1枚ずつnanoSIMを装着でき、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応。なお、microSDカードは使えない

背面のメインカメラは、広角(6400万画素)+超広角(1200万画素)の2眼構成。AIによるシーン検出に対応し、「夜景」モードや「ドキュメント」モードも備えています。なお、AIのオン・オフは、カメラアプリの「設定」画面で行う必要があるので、ちょっと手間。しかし、AIをオンにしても比較的ナチュラルな色で写るので、常時オンにしておいてよさそうです。

▲超広角で撮影

▲広角で撮影

▲室内でスイーツを撮影。見たままに近い鮮やかな色で写った

▲「夜景」モードで撮影。手持ちでもブレのないシャープな画質で撮れる

▲「ドキュメント」モードは、自動で歪みを補正して文書だけを撮影でき、PDFにも変換できるのが便利

OSはAndroid 11で、CPUはSnapdragon 888。メモリ(RAM)は8GBまたは16GBから選べます。筆者が使ったのは16GBモデルですが、軽めのタッチ操作にもキビキビと反応してくれて、非常に小気味よい操作感でした。

▲「Geekbench 5」というアプリでベンチマークを測定した結果、現行機種ではトップクラスのスコアを記録

4000mAhのバッテリーを内蔵し、電池は余裕で2日以上持つ印象。フルに充電してから「Netflix」で2時間の映画を再生したところ14%しか減らなかったので、残量を気にせずに動画やゲームなども楽しめそうです。

▲一般的な省電力モードのほかに、電池の寿命を長くする「バッテリーケア」という機能も備えている

メモリとストレージの容量が異なる3モデルが用意されていて、それぞれ3色のカラバリから選べます。

▲カラーはムーンライトホワイト、ホライゾンシルバー、オブシディアンブラックの3色。価格は、8GB RAM + 128GB ROMモデルが7万9800円、8GB RAM + 256GB ROMモデルが9万2800円、16GB RAM + 256GB ROMモデルが10万8800円

 

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