シャープが提供するAQUOSの新モデルは、6月上旬より大手キャリアからそれぞれ発売されます。主な機種は下記の通り。
NTTドコモ:
AQUOS ZETA SH-04H(ハイエンドモデル)
au:
AQUOS SERIE SHV34(ハイエンドモデル)
AQUOS U SHV35(ミドルレンジ)
AQUOS K SHF33(フィーチャ―フォン)
ソフトバンク:
AQUOS Xx3(ハイエンドモデル)
【進化の前に】デザインが大きく変わりました
従来モデルは画面上端も薄い3辺狭額縁だったのに対し、新モデルでは上端のデザインが大きく変更されています。中でもauのSERIEについては、ウリだった「コンパクト感」がなくなったのでは……、と感じてしまいます。
しかし、実際に画面を触ってみると「ハイスピードIGZO」を採用したこともあり、タッチレスポンスの速さや、画面表示の滑らかさに驚かされます。タッチ操作する指先と画面が一体になったような、いわゆる「ヌルサク」感がたまりません。残念ながらこれは記事ではなかなか伝えづらいところ、気になる人はぜひ実機を触って欲しいです。
また、ハイエンドモデルについては、auのAQUOS SERIE SHV34のみ指紋センサーを非搭載な点が異なります。その代わりに、同機はインカメラを見るだけでロック解除できる「見るだけ解除」に対応しています。
【進化1】強化された手ブレ補正と花火モード
カメラの手ぶれ補正が強化されている点にも注目です。従来機種でもかなり高性能に感じた同シリーズの手ブレ補正ですが、今季モデルでは対応できる揺れの角度を強化したとのこと。百聞は一見に如かずということで、下記をご覧ください。
また、夏の時期に便利な「花火撮影モード」も新搭載となります。自動でパシャリパシャリとシャッターが切られて、カメラを向けているだけで花火を撮影可能。
【進化2】健康管理をしてくれる“しゃべるスマホ”「エモパー」
さて、AQUOSと言えばやはり「エモパー」です。おなじみとなりつつある「喋るスマホ」としての機能が、今季も進化しています。
対応した体重計(タニタのinnerScan DUALなど)に乗ると、そのデータを自動で同期し、「昨日よりちょっとやせたね」などと声をかけてくれるとのこと。体重を意識している人にとっては、若干うざい気もしなくもないですが(笑)、ひとりでのダイエットに挫折しがちなユーザーには嬉しい機能でしょう。なお、本機能に対応する機種はSH-04H、Xx3、SHV34、SHV35の4つ。
【進化3】CMに加藤綾子アナが起用されました(笑)
同社は、エモパーや、ロボホンなどに代表される、「人に寄り添う」家電で「AI」と「IoT」を組み合わせた「AIoT」(モノの人工知能化)を普及させたいと目標を掲げます。今回の新製品CMでは加藤綾子アナウンサーが起用され、エモパーが強調されていました。
フリーに転身した加藤アナは、「やってみたい」ことについて尋ねられると「局員時代にできなかった自由気ままな旅に出かけたい。EMOPAがひとりではない気持にさせてくれるし、行った場所を記憶してくれる機能もある。自分が旅行のことを忘れかけたときに思い出させてくれそう」とコメント。
最後には、6月2日が「ローズの日」であることにかけ、バラの花で作られたEMOPAのオブジェが贈呈されました。
いつもより少し華やかなシャープの発表会。カメラのシャッター音が多めに鳴っていた気がします。
(文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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