日産自動車がスカイラインGT-R用に開発・製造したエンジン「RB26DETT」は、1989年に登場したBNR32型からBNR34型まで3代にわたって搭載された。レースでの使用を前提として開発されたため、優れたポテンシャルを持つことで知られ、チューンナップの世界でも大人気のエンジンだった。クルマの歴史上でも滅多にない、型式が有名になるほど知られた名エンジンといえる。
日下エンジニアリングでは、創業5周年にあたり“RB26DETT 26周年プロジェクト”を立ち上げ、「RB26DETT」のエンジンスケールモデルの製作にあたった。日産自動車にモデル化の許可を得て、7カ月の時間をかけ実物のエンジンのデータ測定や3Dデータ化、3Dプリンターでの造形を実施。日産エンジンミュージアム、日産デザインの監修を経て今回の1/6スケールモデルを完成させた。
ラインナップは
・BNR32 黒ヘッド
・BNR33 黒ヘッド
・BNR33 赤ヘッド
・BNR34NUR 金ヘッド
の4タイプで、すべて塗装済み完成モデルだ。レジンキャストの使用、レーザーカットで切り出したアクリル材、無垢の真鍮の削り出し、3Dプリンターでの造形などを組み合わせ、組み立て・塗装を施し質感やディテールに徹底的にこだわっている。
モデルごとに木製台座とアクリルケース、専用エンジンスペックプレート付。完全受注生産の特典として、エンジンスペックプレートに無料でオーナーの氏名、または車体シリアルナンバーのレーザー刻印が可能だ。
(文/GP編集部)
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