卓上型の食洗機をキッチン上に設置しようとする場合、できるだけ調理スペースを広く確保したいと考えるならシンク脇に横向きにレイアウトするのが最も一般的な選択肢。
ただこのスペースに設置するには、本体を安定しておける十分なキッチン奥行きとともに、ドアの開閉まで含めた十分なスペースが必要でした。
本体外寸だけみて「これならいける!」と思っても、じつは蛇口の位置がネックになってドアが開閉できないなんて、意外とよくある話です。
そこでこの秋発売の「NP-TSK1」では、業界最薄レベルの本体奥行29cmを実現すると共に、開口部の扉が持ち上がるように開く“リフトアップオープンドア”を採用。これまでの食洗機では、開口部は上側から手前に引いて開けるのが一般的でしたが、この「NP-TSK1」では扉が上方向にスライドしながら持ち上がるため、手前側に必要なスペースが少なくて済みます。
例えば従来タイプでは、開く際には本体背面からおよそ58.4cmのスペースが必要とされていましたが、この「NP-TSK1」では36.7cm以上あればOK。パナソニックの試算によれば、首都圏の賃貸住宅のシンク横に設置可能な割合は約4倍までアップするそう!
またもうひとつ、食洗機を設置する際の第二の問題となるのが、「蛇口からどうやって水を引くか問題」。一般的には蛇口に分岐水栓を取り付ければいいのですが、住んでいるのが賃貸住宅で、しかも分岐水栓の取り付けも不可能、というケースもあります。
「うちは転勤族だし、いつ引っ越しがあるかもわからない…」という人なら、タンク給水と分岐水栓による自動給水の両方に対応する2way仕様の「NP-TSP1」は要チェック。分岐水栓の取り付けられないキッチンなら本体内蔵のタンクに給水することもできるし、分岐水栓が取り付けられるようになれば後から対応することも可能、使う環境に合わせて切り替えられるから引っ越しの多い人も安心です。
両モデルともに発売は11月15日を予定。「うちのキッチンは狭いし、賃貸だし」なんてあきらめていた人も、メジャー片手にもう一度、おうちのキッチンの各サイズを測りなおしてみませんか。
>> パナソニック「食洗機」
<文/&GP>
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