■5Gミリ波に対応しつつ、世界最軽量を実現した「AQUOS zero6」
AQUOS zero6は、これまでも軽さが注目されてきたAQUOS zeroシリーズの最新モデル。従来モデルで最も軽かったのは141gのAQUOS zero2ですが、zero6は大幅な機能強化を図りつつ、わずか5gしか増えていないとのこと。画面サイズが6インチ以上で、電池容量が4000mAhを超える防水対応の5Gスマホにおいて世界最軽量を実現しています。
実際に手にすると、これって実機なの? ちゃんと中身は入っているの? と訝るほどの軽さでした。お札1枚ほどの厚さしかないフレキシブルOLEDを搭載し、それを保護する強化ガラスにも、薄くて頑強な「GORILLA GLASS VICTUS」を採用。さらに、内部フレームにマグネシウム合金を使用し、背面パネルの素材も見直すなど、徹底した軽量化が図られたようです。
機能面にも妥協はなく、プロセッサーはハイミドル向けのSnapdragon 750G 5Gで、RAMは8GB、ROMは128GB。バッテリーは4010mAhを確保しているので、電池持ちも期待できそうです。
アウトカメラは約4800万画素をメインとするトリプルカメラ。フラッグシップの「AQUOS R6」のカメラ画質技術を応用して開発された「ProPix3」という新しい画像エンジンを搭載しています。
大きなアドバンテージとなりそうなのが5Gミリ波への対応。5Gには、6GHz未満の「Sub6」、28GHz以上の「ミリ波」、さらに4Gの周波数帯が転用されることもありますが、最も速いスピードを得られるのがミリ波です。AQUOSスマートフォンでは初で、まだ対応機種が少ないので、速度を最重視する人は注目すべきポイントでしょう。
カラバリは、ブラック、ホワイト、パープルの3色。KDDIとソフトバンクが取り扱い、パープルはソフトバンクだけが販売します。
ボディが金属やガラスではなく、樹脂素材を塗装しているため、質感はややチープな印象。ですが、厚さが7.9mmで、重さはわずか146gなので、スマホケースに入れても、なお薄く軽いことはメリット。長時間ゲームを楽しんだり、片手で持って使うことが多い人には、魅力的な選択肢となりそうです。