■必要十分以上の性能を備えた「AQUOS sense6」
シャープは、4年連続でAndroidスマートフォンの国内シェア1位を維持していますが、その人気を牽引しているのが、ミドルレンジのAQUOS senseシリーズ。9月末までに累計出荷台数が1000万台を突破する見通しだそうです。
AQUOS sense6は、senseシリーズで初めてIGZO OLEDディスプレイを搭載し、前モデルのAQUOS sense5Gから約11%の薄型化を実現。厚さは約7.9mm、重さは約156gに抑えています。
コンパクトながら4570mAhの大容量バッテリーを搭載していることも魅力です。プロセッサーはSnapdragon 690 5G。メモリはRAM 4GB/ROM 64GBとRAM 6GB/ROM 128GBの2モデルが用意されます。
アウトカメラには、AQUOS zero6と同じく、AQUOS R6のカメラ画質技術を応用した新画質エンジン「ProPix3」を搭載。ミドルレンジながら、明るく精細な画質で撮影でき、10億色表示に対応したディスプレイに美しく表示できます。
実際に手にすると、軽くてコンパクトながら、画面は約6.1インチと広く、多くの人に好まれそうなサイズ感。アルミを用いたボディはサラサラとした手触りで、むしろAQUOS zero6よりもリッチな印象。従来は画面の下にあった指紋センサーが画面内に搭載され、より触れやすくなった印象です。
カラバリはライトカッパー、シルバー、ブラックの3色で、ドコモとKDDIが取り扱います。なお、ドコモオンラインショップ限定のブルーメタリックも発売されます。価格は発表されていませんが、従来モデル並みの価格(3〜4万円台)になると予測されます。ディスプレイやカメラの性能が大きく向上しているので、高コスパモデルとして人気を集めそうです。
AQUOSスマートフォンは、ライカが監修した1インチセンサーのカメラが注目を集めるフラッグシップのAQUOS R6に、zero6、sense6が加わり、3モデルの「6」が揃いました。カメラ重視ならR6、軽さと速度重視ならzero6、コスト重視ならsense6と、わかりやすいラインナップになったと言えるでしょう。ちなみに、ここに掲載した画像(発表会の画像を除く)は、すべてAQUOS R6で撮影しました。
>> シャープ「AQUOS」
<取材・文/村元正剛(ゴーズ)>
村元正剛|iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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