これまで“ビジネスパーソン向けのスタイリッシュなノートPC”というイメージが強かったVAIOですが、今回登場した「VAIO FL15」は、最小スペックであれば8万円を切るリーズナブルさにまず驚かされます。
しかもフルHDの15.6型ワイドディスプレイに8GBメモリー、ストレージは256GB SSDなど、ビジネスにもプライベートにも使いやすい十分なスペックを搭載。手の届きやすい価格と、妥協のない実用性能を両立させているのは大きな魅力です。
中でも注目を集めているのが心臓部たるCPUです。この「VAIO FL15」ではAMD Ryzen 3 4300Uを採用しているのですが、じつはAMD RyzenプロセッサーがVAIOに採用されるのは、2014年のVAIO設立以来初めてのこと。今や誰にとっても身近になった動画編集やオンライン会議なども安定した環境で快適に楽しむために、価格と性能のバランスを十分に見極めたスペックが厳選されているというわけです。
一方、画面を開けるとキーボード部分に適度な傾斜が付く、VAIOシリーズ独特の“チルトアップヒンジ”や、静音性が高く入力しやすいテンキー付きキーボードなど、VAIOならではの使いやすさはもちろん健在。
周辺機器を繋ぐための拡張ポートも、SuperSpeed USB(USB 3.0)2ポートとHDMI出力を1ポート、USB Type-Cを搭載するなど充実しています。
ほかに動画や静止画の取り込みやバックアップに便利なmicroSDカードスロット、ヘッドセットにも対応できるステレオミニジャックを搭載。また無線LANはWi-Fi 6準拠でBluetoothは5.1をサポート。92万画素のフロントカメラも搭載するのでオンラインによる会議や授業にもばっちり対応。
安曇野本社工場で専任の技術者が1台1台仕上げと品質チェックを行う“安曇野FINISH”のおかげで、品質面でも安心感があります。
ただし顔認証や指紋認証などは非搭載、また光学ドライブや有線LANも搭載しないため「これ1台に全部おまかせ!」というわけにはいきませんが、本当に必要な機能に絞ったことによってスリム&スマート化を実現。
またほかのVAIOのように、メモリーやストレージなどのカスタマイズもできませんが、それでもこの性能品質を備えながらこの価格というのはかなりのサプライズ。イエナカ時間を充実させたいユーザーなら、自宅の好きな場所に持ち運んでさまざまな用途で使いこなせそうです。
<文/&GP>
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