今回発売された「Majestouch 2S Metal SUS」は、同社のキーボードブランド・FILCOの30周年を記念して登場した特別モデルで、2005年に同ブランドが発売したという往年の名機「マジェスタッチメタル」をリニューアルさせたもの。ダイヤテックのオンラインショップのみでの限定発売による受注生産品で、初回出荷は10月12日を予定しています。
2005年モデルではスチール本体+アルミ天板の構成だったのに対し、今回発売の特別モデルでは天板含む筐体をオールステンレスに変更しているのが最大の特徴。
キーボード基板全体をスチール製シャーシでホールド、さらに1.6mm厚のステンレス製アンダーケースに固定したことで、メカニカルならではの衝撃や振動を剛性の高いボディがしっかりと受け止められるようになっています。
天板部分には2mm厚のステンレス鋼板・SUS304HLを採用するとともに、手前側のリストレストとなるスペースも20mmほど伸ばすことで、タイピングする際の安定感を確保。リストレストの先端にわずかに施された曲げ加工は、手を乗せた際に手のひらのカーブに沿わせるための工夫です。
ユーザーの使用環境に合わせて選べるよう、キーボード配列は日本語配列と英語配列をラインナップ(ただしキーキャップの日本語かな表示はどちらもなし)。さらに日本語配列版は茶軸・赤軸・スピードシルバー軸、英語配列版は茶軸・赤軸・スピードシルバー軸・青軸から選択することが可能で、直感的な入力感が好きなら茶軸、ゲーム用途なら軽いキータッチのスピードシルバー軸など、好みに応じて選べます。
またキーキャップは耐摩耗性に優れるPBT樹脂を使用した2トーンカラーキーキャップを採用。上面の文字表示も樹脂成形だから、印字が消えたり薄れたりする不安なく長く愛用できます。
標準のケーブルはUSBですが、同梱する変換プラグを使えばPS/2で使用することも可能。また天板を汚したくない人、手指の冷えが気になる人のために専用リストレストマットも同梱します。
底面には高さを2段階で変えられるアジャスタブルフットが付いているので、好みに応じた天板角度に切り替えることが可能。
またさらに高い角度をつけたい人、全体のポジションを高めに設定したい人のために、脚パーツのオプション「MM BASE Kit」(2750円)も別売で用意されているなど、こだわり派にとってはまさに至れり尽くせりのスペシャル仕様。キーボード入力の快適さにこだわるなら注目しておきたい逸品です。
>>ダイヤテック「Majestouch 2S Metal SUS」
<文/&GP>
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