■スリムなボディに最新トレンドを凝縮
motorola edge20の魅力は、なんといっても薄さ。最薄部は約6.99mmで、同梱のクリアケースをつけてもなお薄く感じるほど。背面パネルにはアクリル樹脂を使用し、リッチな質感ながら、約163gという軽さを実現しています。
アウトカメラはメイン(1億800万画素)+超広角(1600万画素)+望遠(800万画素)のトリプルレンズカメラ。メインカメラは9つの画素をひとつに結合させて、光を取り込む「ウルトラピクセルテクノロジー」を搭載。従来の「moto g」シリーズでも、4つの画素をひとつにまとめる「クアッドピクセルテクノロジー」を採用する機種がありましたが、さらに暗所での撮影に強くなったわけです。
超広角カメラはマクロ撮影にも使えて、望遠カメラは光学3倍ズームで撮影でき、光学式手ブレ補正機能も備えています。ハイエンド機のカメラに求められる性能をもれなく備えていると言っても過言ではないでしょう。なお、フロントカメラは3200万画素で、クアッドピクセルテクノロジーを採用しています。
ディスプレイは6.7インチの有機ELで、解像度は2400×1080ドット。HDR10+に対応し、10億色の色階調を表現できるなど、昨今のトレンドを押さえた仕様。リフレッシュレートは最大144Hzなので、ゲームを存分に楽しみたい人も期待していいでしょう。
SoCにSnapdragon 778を搭載し、メモリはRAMが6GBで、ROMが128GB。スリムで軽量ながら、バッテリー容量は4000mAhを確保しています。
モトローラのスマホで受け継がれている、簡単なジェスチャーでよく使う機能を起動できる便利機能も搭載。ワイヤレスでテレビに接続してミラーリング出力したり、PCと接続してPCの画面でさまざまなアプリを使える「Ready For」機能も備えています。
強いて残念な点を挙げるとしたら、NFCは搭載しているものの、FeliCa(おサイフケータイ)には対応していないこと。多くのメーカーがFeliCaに対応し、もはや未対応のメーカーが少なくなってきました。モトローラによると「今回はグローバルと同じ仕様で早く発売することを優先したが、今後も対応に向けて検討を続けていく」とのことなので、次モデルでの対応を期待したいところです。