「556.F-4」はコックピットクロックの製作で培った視認性の高さを追求。両面無反射加工を施したサファイアクリスタルを風防に配し、時分秒針のみシンプルな表示に加えて夜間暗所での時刻確認がスムーズに行える蓄光材が塗布(インデックスと時分針)されています。
何より、注目はダイヤルのデザイン。F-4ファントムを運用していた8つの飛行隊の”部隊マーク”がインデックスに描かれており、スペシャルな一本であることを演出しています。
ムーブメントはセリタ製の機械式(自動巻)ムーブメント・Cal.SW200-1を搭載。パワーリザーブは約38時間、耐磁性能(4,800A/m)を備えています。
シリアル番号が刻印されたケースバックは定番のシースルー仕様となっており、緻密な構造とともに「F-4ファントムⅡ」の公認キャラクター“Spook(スプーク)”の姿を半円形のローターに確認することができます。
ケースサイズは38.5mm径×厚さ11mmで、20気圧防水と負圧耐性を搭載。ベルトはステンレスチールと合わせ、インテグレーションカウレザーベルトの2種類で、シーンに応じて付け替えられます。
また、部隊マークのパッチを付けた「ヘルメットバッグ」も同梱されるなど、時計ファンだけでなく航空ファンにも魅力たっぷりの仕様です。
部隊マークのかわいいデザインはもちろん、機械式腕時計としての魅力も存分に備えている「F-4ファントムⅡ」退役記念パイロットウォッチ。いつまでもそばに置いておきたい、珠玉のタイムピースとなりそうです。
<文/&GP>
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