この「DJI Action 2」、名前からしてわかるように2019年に発売された「Osmo Action」の後継機として位置付けられるカメラなのですが、性能・仕様とも同機種からかなり大きくアップデートしています。
まず全ての撮影においてメインとなるのが、39×39×22.3mmのカメラユニット。小さなボディに1/1.7インチCMOSカメラと1.76インチのOLEDタッチ画面を搭載しますが、面白いのはこのカメラユニットと組み合わせるためのモジュールやアクセサリーが多彩に用意されていること!
カメラユニットには580mAhのバッテリーとメモリーを内蔵するので単独撮影も可能ですが、撮影シーンに合わせてモジュールを組み合わせることで表現の可能性を大きく広げられます。
基本セットとして用意されているのは、カメラユニットにフロントタッチ画面モジュール、磁気ストラップ、磁気ボールジョイント アダプターマウント、磁気アダプターマウントなどを同梱する「Dual-Screenコンボ」と、カメラユニットに電源モジュール、磁気ストラップ、磁気アダプターマウントなどを同梱する「Powerコンボ」の2タイプ。カメラユニットと各種モジュールとは、磁気ロックによってジョイントできるようになっています。
例えば胸元などにカメラユニットを取り付ければ、撮影者目線に近い視点からハンズフリーでの撮影が可能。またセルフィーやVlog撮影を行うときならフロントタッチ画面モジュールと組み合わせることで、フロント画面越しに撮影中の映像をモニターできてスムーズです。
一方、旅やスポーツシーンなどでできるだけ長時間の撮影を望む場合は、電源モジュールを組み合せることで最大180分バッテリー駆動(カメラユニット単体撮影の約2.5倍!)の使用が可能に。また最大256GBまでのmicroSDカードが使えるようになるので、より長い時間、高画質の撮影ができるようになります。
さらに磁気ヘッドバンドや延長ロッド、マクロレンズや防水ケース、フローティングハンドルなどDJIのアクセサリーを組み合わせられる柔軟性の高さも大きな魅力。撮影場面に合わせて付け替えれば、撮影の可能性は大きく広がります。
対応フォーマットは静止画でJPEG/RAW、動画はMP4。静止画4倍、動画2〜4倍のデジタルズーム、4〜8倍のスローモーション動画撮影、タイムラプス撮影機能も搭載します。防水ケースなしで10m、別売の防水ケースを使えば60mの防水性を備えるので、マリンスポーツやスノースポーツ、アウトドアでも力を発揮。
また従来モデル譲りの手ブレ補正機能“RockSteady 2.0”のほか、水平を維持するための機能として“HorizonSteady”を新たに搭載。本格的なアクションスポーツ撮影から、何気ないシーンを劇的に記録するVlogまで幅広いジャンルで活用できそうです。
どちらのコンボを選ぶかはちょっと迷うけれど、フロントタッチ画面モジュール(1万9800円)や電源モジュール(7260円)は後から単体で購入することもできるので、まずは現時点での撮影スタイル目的に応じた方を選んで、必要に応じて追加していくのが良さそうです。
<文/&GP>
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