「ホオ」の魅力は、その加工性の高さ。少し練習すれば、刃物に不慣れな子供でもサクサク削ることができる。
加工性が高いということは耐久性は…という心配は無用！ホオは水に強く手触りが良い特性から、昔から和包丁や彫刻刀の柄、まな板、下駄の歯などに使用されるほど、適度な堅さも備えている。
キットには、小刀、ハンドル部材の他に、サンドペーパー、ネジ、ドライバーなど必要な材料は一式揃っているので、買えばすぐに作り始められる。ハンドルを好きな形に削ってネジ止めするだけなので、夏休みの工作にも一役買ってくれそう。刃物の正しい使い方を教える機会にしてもいいのでは？
120年以上の歴史を誇る大工道具の老舗メーカー「神沢鉄工」が手がけるとあって、刃には和鋼の伝統を受け継いだ安来鋼（やすきはがね）の「青紙」を使用し、プロ向けにも十分通用する。硬度と粘りがある高級鋼で、滑らかに切れるため切り口がきれいに仕上がるのが特徴だ。職人がひとつひとつ手で研ぎ上げた本格派で、いつまでも切れ味が持続する。
道具は自分で作るからこそ愛着も湧くというもの。自分のナイフを作ったら、さらにスプーンや箸などを作ってみるのも楽しい。公式サイトではキットの作り方だけでなく、そのナイフで削って作れる作品も紹介されているので、参考にしてみては？ 6月17日発売
KANZAWA STORE >> http://www.kanzawa-store.com/
（文／&GP編集部）
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