「メトロノームウオッチ」のダイヤル内側は、1から12までのアラビア数字と時針・分針を配置した、ごく一般的な時計のデザイン。特徴的なのは、外側にデザインされた細かな目盛りと数値です。
この外周の40から304までの数字がテンポ値(BPM)。モードボタンを押して“メトロノーム機能”を選択し、ケース右サイドのプラスボタン(またはマイナスボタン)で時針を動かして希望のテンポ値を指定することで、分針がカチカチと左右に往復運動をはじめ、テンポを刻む仕様です。
このとき、左サイドのサウンドボタンを押せば、分針の揺れと同時にピッピッという電子音をオン(またはオフ)に設定でき、視覚でも聴覚でも正しいテンポを確認できます。
また、モードボタンを2回押すと“基準音機能”を選択可能。よく使われるAとB♭のふたつの音のどちらかを時針で選び、分針で基準ピッチ“440、442、443hz”を選ぶことで、基準音を鳴らして楽器のチューニング(音合わせ)ができます。
楽器や指揮、歌、ダンスの練習をする際はもちろん、電車の中で楽譜に目を通してイメージトレーニングをしたり、本番前の舞台袖でテンポや音を確認するといったシーンでも活用できそう。これまでにない新発想の腕時計です。
きっちりとしたクラシカルな印象の「スタンダード」シリーズ(2万900円)全6タイプ。
そしてテンポの変化をドットで表現したポップなデザインで普段遣いにぴったりの「カジュアル」シリーズ(1万7600円)4タイプをラインナップ。音楽好きなあの人へのギフトにしても喜ばれそうですね。
<文/&GP>
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