TISPYは、アルコールセンサーとメモリーカードを組みわせて、体内のアルコール濃度を測定し、データを蓄積する学習型のアルコールガジェットです。
実はこのプロジェクトは、東芝の新規事業コンテストから生まれた取り組み。目標金額達成後にはスタッフ社が製造と販売を行います。大企業がクラウドファンディングを利用したことでも話題を集めているのです。
スマホ連携できる「FlashAir」仕様
TISPYには、SDカード仕様のモデルと、東芝の無線LAN搭載SDカード「FlashAir」仕様のモデルの2種類があります。SDカードモデルは本体のみでデータを測定・管理するのですが、FlashAirモデルはスマホの専用アプリ上でデータを確認したり、飲み過ぎた月に「休肝日」を設定できたり、酔いがさめるまでの時間を予測する「酔いさめ予測タイマー」などの多彩な機能が使える予定です。
「飲む、測る、記録する」ことで二日酔いを回避
TISPYに息を吹きかけると、呼気中のアルコール濃度が計測できます。そのデータを蓄積し、翌日「二日酔いになったかどうか」を入力することで、次回の酒席からは二日酔いになる前に知らせてくれるのが特徴。
飲み会中に計測する必要があり、翌日も二日酔いの記録を取らなければなりません。完全にガジェット任せ……というわけではないので、習慣付けできるかどうか、やや心配ではあります。
とはいえ、飲んでいる最中に「いつもより飲むペースが早いよ」「そろそろ水を飲んだほうがいいよ」とアドバイスしてくれるのがTISPYのいいところ。お酒の量が増えていくと、水を飲むタイミングを逃しがちな筆者としては、二日酔いを軽減するためにそういう声掛けをしてくれる存在は重要です。
本体サイズは70×70×18mmで、重さは約100g。持ち運びしやすいコンパクトなサイズなので、使用中もそんなに人目につかなさそうですね。
Makuakeでは支援金額8100円~8万3300円までの全10コースを用意。すでに在庫切れのコースも出てきています。一般販売想定価格1万3284円の「TISPY FlashAirセット」が、いまなら約26%オフの9800円で入手可能。残り日数は約2週間。いまのうちにゲットするしかありません!
https://www.makuake.com/project/tispy/
(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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