ただ、このバイクがすぐれているのは軽いところだけではなく、ジオメトリー(形状)にも速く山を駆け抜けられる秘密が。たとえば、69度が標準とされているヘッドアングルを66.5度まで寝かせることで、下りでも安定性とコントロール力が高まり、スピードを落とすことなく坂を駆け降りることが可能に。また、シートチューブアングルを74.5度に設計することで、登りでもペダルにパワーを伝えやすくなっています。
フレームサイズに合わせてチェーンステーの長さを調整する、プロポーショナルレスポンスジオメトリーも採用。これによって、どのフレームサイズでもライダーがベストなポジションに位置することができ、力強いペダリングと正確なハンドリングを可能にします。
メンテナンスにも配慮がされており、XCバイクで壊れやすいディレイラーハンガーは、多くのサイクルショップで取り扱っているユニバーサルなディレイラーハンガーを採用。急なトラブルがあっても安心です。
また、フロントホイールに搭載されたセンサーがスピード、走行距離、消費カロリー、CO2削減量を記録。専用アプリを使えばメンテンナスのタイミングを知らせてくれる親切な機能も備わっています。
国内では、Hi-MODカーボンを使用したハイエンドモデルの「Scalpel HT Hi-MOD 1」(69万3000円)と、ミドルグレードモデルの「Scalpel HT Carbon 2」(44万円)の2モデルを展開。
「Scalpel HT Hi-MOD 1」は、ストローク110mmのLefty Ochoを採用し、カラーはマットなカーボン(ブラック系)、サイズはSM、MD、LGの3種類。「Scalpel HT Carbon 2」は、ストローク100mmのLefty Ochoを採用し、カラーは鮮やかなパープルヘイズ、サイズはSM、MD、LGの3種類となっています。
>> Cannondale
<文/&GP>
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