「カーカルチャーシリーズ」はカルチャーにフォーカスした特徴的なデコレーションや、精巧なホイールの作りがファンに絶賛されているホットウィールの人気シリーズで、新たに登場する5車種は自動車にとって革新的な時代だったと言われる、1980~90年代バブル期を代表する名車ばかり。
世界ラリー選手権(WRC)での勝利を目指して誕生した限定生産された「三菱ランサーエボリューション」は、ランエボと呼ばれ親しまれている、まさに走り屋御用達の4ドアセダンのスポーツカー。今回、ホットウィール初登場となるランエボに選ばれたのは1999年に登場した「エボⅥ」。特徴的なリアウイングと圧倒的な加速力で人気を集めた1台で、映画『ワイルスピード』にも登場しています。
デートカーというジャンルを定着させ、女性からの支持も高かったホンダ プレリュードからは、最終モデルとなる5代目の「’98 ホンダ プレリュード」が登場。初代から踏襲されているFF駆動の2ドアのスポーツクーペで、縦型に伸びるヘッドライトが特徴的。世代によっては2代目や3代目に搭載されていた、リトラクタブル・ヘッドライトが記憶に残っている人が多いのでは。
2022年に新型の発売が予定されているフェアレディZは、日本を代表するスポーツカー。ロングノーズにショートデッキというコンセプトを受け継ぎ1989年に登場した「300ZXツインターボ」、いわゆるZ32は、新開発のツインターボやスーパーハイキャスという最新技術を搭載。イエローカラーも魅力的で、ワイド感や美しいプロポーションが見事に再現されています。
その他にもバブル期に製造され、日本車離れしたフォルムが印象的な三菱のイメージリーダ的スポーツカー「三菱 3000GT VR-4」(日本ではGTOとして発売)、ツーリングカーレースに勝つために開発された、BMWのスポーツモデル代表格となる「'92 BMW M3」と、古き良き時代を彩った個性豊かな名車が勢揃い。
そして当時を知る人にぜひ注目して欲しいのが足元。エボⅥの白いOZなどホイールまでしっかり再現されています。
バブル期など'80~90年代の日本車は、アメリカの25年ルール(本来右ハンドルのクルマは輸入が認められていないが、初年度登録から25年経ったクルマはクラシックカー登録が可能になり輸入できる)が適用になることから、近年アメリカでは大人気。そんな流れを受けてのホットウィール化かもしれません。
ホットウィールファンはもちろん、当時乗ってた!という自動車ファンも欲しくなりますよね。
>> ホットウィール
<文/&GP>
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