この「Trigon」は“フィールドフレンドリー、ユースフル、サスティナブル”という3つのコンセプトを叶えるべく開発された薪ストーブ。
冬キャンプでは焚き火の炎を目で楽しみつつ直火で調理も……というパターンが多いかと思いますがが、このストーブは調理用のための熱源としても、焚き火台としても、それぞれに使いやすく設計されているのが大きなポイントです。
本体サイズは幅300×奥行310mm、高さ510mm。焚き火台としてはやや背が高いようにも感じますが、これが立った状態でも座ったままでも調理しやすい絶妙な高さ。全体は縦に長い逆三角すいのフォルムになっていて、足元をがっしりとした3本の脚が支えています。
まず注目したいのが側面に備えたサイドパネル。このパネルが下方向に大きく開いて、横方向から直接火床にアクセスできるようになっています。
薪や炭の増減もしやすいため、囲炉裏のような穏やかな炎から石窯のような強い炎まで、火力調整は自由自在。ストーブ上部には極太ステンレス線を用いた頑丈なゴトクも取り付けられるので、重さのあるダッチオーブンなども載せての調理もOK。パネルにはスタンドが付いており、開けっぱなしにして大きな薪を突っ込んでおくことも可能です。
一方、このサイドパネルを閉じて上から薪を投入すれば、ダイナミックな炎が楽しめる焚き火台に早変わり。太い薪を立ててくべれば、空気の対流を利用した煙突効果でまるでかがり火のような豪快な炎を楽しむことができるのです。さらに耐熱ガラスを備えた側面窓からは、炎の様子を愛でる楽しさも。
またキャンプなどのアウトドアをきっかけに、環境問題に関心が高まったという人は多いはず。直下の地面への熱ダメージを極力小さくするために高め位置にレイアウトされた火床や、限られた燃料をムダなく使い切れる燃焼効率の高い設計は、環境負荷という観点から考えても高ポイントです。
さらに本体は細かなパーツに分解・交換ができるようになっているので、傷んだパーツだけを取り替えながら長く愛用することが可能です(交換用パーツは来年以降同社webショップで販売予定)。
なお、持ち運びや保管に便利な収納バッグとして「tab. Wide bag」(5500円)も12月1日より新発売。ロールトップ仕様の開口部は出し入れしやすく、サイズの異なるモノにも柔軟に対応できるので、灯油ストーブや薪のキャリーバッグとしても活用できます。
表地は頑丈かつ雰囲気のあるデニム素材、内側は防水コーティングを施しているので、濡れたタープをさっと丸めて突っ込んでおく、などの用途にも使えます。12月上旬の出荷に先駆けて11月25日より予約をスタートしています。
>> tab. Field Stove Trigon「Trigon」
<文/&GP>
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