今回新登場の「みんなのマイキー」は、この「マイキー」のソールを交換可能にし、さらにアッパーは老舗タンナーと作り上げたオリジナルの防水ヌバックを採用しています。
スニーカーはソールが削れれば廃棄する消耗品、という概念を覆すソール交換を可能にしたのは、アッパーとソールを張り合わせる方法に、紳士靴などに見られるマッケイ製法を採用したこと。
多くのスニーカーは、アッパーとソールを接着材で張り合わせるセメンテッド製法を採用しており、この製法の場合、ソールを交換しようとすると接着をはがすときにアッパーが破損してしまい、履けなくなるため、ソールが削れてくればスニーカーごと破棄することになります。
これに対し、「みんなのマイキー」に採用されているマッケイ製法は“あいなか”と呼ばれる板状のパーツをアッパーと縫い合わせ、そこにソールを張り合わせるという手法。“あいなか”とソールをはがしさえすればアッパーは破損しないため、何度でもソール交換が可能なのです。
またアッパー材として使用しているヌバックレザーには、銀面にテフロンなどを吹き付ける撥水加工ではなく、鞣し工程の段階で防水加脂材を加えることで、素材そのものが水を通さない機能を備えています。そのため革が残存するかぎり、半永久的に防水機能を保つことができます。
カラーバリエーションは、ブラックとグレーの2色展開で、サイズは24.5cmから1cm刻みで28.5cmまで、計5サイズが用意されています。
長く履けて、革靴やブーツのように育てる楽しさが味わえるクラフトスニーカーって、スニーカー好きにはたまらないですよね。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。
>> ブルーオーバー
<文/&GP>
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