米カリフォルニアに本拠をおく充電機器メーカー・ZENDURE(ゼンデュア)から登場した「SuperBase Pro」は、1000whを超える大容量でアウトドアや防災はもちろん、日常生活のなかでもさまざまに活用できるプレミアムなポータブル電源。
ラインナップは容量2096Whで1500回以上の充放電に対応する「SuperBase Pro 2000」(16万2000円〜 同)、容量1456Whで3000回以上の充放電に対応する「SuperBase Pro 1500」(14万円〜 同)の2モデル。
例えば数日間のキャンプや車中泊でも自宅同様の快適さを求めるユーザーであれば超大容量の「2000」、使用頻度が高く充放電を繰り返すならバッテリー寿命の長い「1500」など、用途や目的に応じて選べるようになっています。
大容量を存分に生かすための大きなポイントが出力ポートの仕様ですが、この「SuperBase Pro」では定格出力2000WのACコンセントを6口搭載。さらにZENDURE独自の電圧/電流調整機能である“AmpUP(アンプアップ)モード”を使用することで、最大出力3000Wまでのデバイスの稼働にも対応しています。
小型ポータブル電源では使えないことの多い電子レンジや電子ケトル、アイロンやドライヤーなども使用可能。冬キャンプで重宝する電気毛布も「あと何時間使えるかな」なんて気にしなくても大丈夫。
完全正弦波だからPCやタブレットなど精密機器での使用も問題ありません。さらにデジタルデバイスの充電に活躍するUSB-C、車載用家電を活用できるシガーソケット、DC出力を搭載しており、合計14デバイスへの同時出力に対応しています。
これだけの大容量となると充電時間が気にかかりますが、「SuperBase Pro」では“GridFlow”と呼ばれる独自の急速充電技術によってこの問題をクリア。家庭用のAC1500Wコンセントを介して、わずか2時間でフル充電させることに成功しています。
時間がない時も1時間で70%まで充電できるから、キャンプ当日の朝になって充電忘れに気づいた!なんて時も慌てなくてすみそうです。パススルー給電にも対応するので、例えばPCやメディアサーバー、あるいは冷蔵庫やペット用水槽のバックアップ電源として日頃から活用するのもいいですね。
さらにこの「SuperBase Pro」は、別売りの200Wのソーラーパネル(1枚5万5000円、3枚16万1000円)を最大9枚まで直列接続可能、太陽光のみで最大で1800Wもの発電量を実現できます。パネルの価格や設置場所を考えるとおいそれと手は出せませんが、上手に組み合わせれば夢の電力自給時速ライフを実現できるかもしれません。
本体サイズは446×276×352mm、重さは21kgオーバーとかなりの重量感ですが、本体には伸縮可能なハンドルとホイールを標準装備するので、キャリーカートのようにコロコロ転がしながら移動させることが可能。特にホイールは悪路に強い頑丈な工業用のものが使われているため、アウトドアやイベント会場にもスムーズに持ち運びできます。
またちょっと面白いのが、スマホアプリを介してさまざまな項目の設定やコントロールなどの遠隔管理ができること。たとえば充電速度を抑えることでファンの回転による騒音を抑制したり、深夜電力など電気料金の安い時間帯上手に利用して充電したりといった設定も、4G回線とWi-Fi接続を介した遠隔操作で行うことが可能。さらに4G回線に接続させておくことで、置き忘れや盗難対策を目的とするLBS(位置情報サービス)も利用できるように。
またソーラーパネルを併用する場合であればその日の発電量を確認したり、蓄電残量が減った際には再充電を促すお知らせを受け取ることも可能です(ただし4G回線による遠隔管理およびLBSはが無料で使えるのは購入後1年間まで。2年目以降は有償サービスとなります)。
Makuakeでの先行販売受付は2022年2月27日までで、製品のお届けは4月末頃を予定。オプションとして前述のソーラーパネルや専用防塵カバー(5900円)をラインナップするほか、ポータブル電源本体とソーラーパネルのセットも用意されています。
>> Makuake
<文/&GP>
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