ミドルレンジの価格帯ながら充実した機能を搭載するTYPE Sシリーズですが、3月下旬から発売される2022年モデルでは自慢の地図表示を大幅にアップデートしている点が大きなポイント。
まずはGUIの変更から。2022年モデルではそれまでのアクティブオーバーレイGUIに代わり、上位モデルにあたるTYPE Mシリーズで標準装備としていた“オーガニックGUI”を新たに採用。MENUボタンに触れるとメインとなる操作ボタンが地図上に浮かび上がるように現れ、地図画面から切り替わることなくすべての操作が行えるようになっています。
特に目的地までの距離や時間など、ドライバーにとってとりわけ重要なリアルタイムでの走行情報は、画面左上のinfo画面で一元表示。必要な情報にスムーズにアクセスできるのは大きな利点といえそうです。
またこれも上位モデルで好評を得た地図色“スマートカラー”を新たに採用、従来からの地図色である“ダイナミックカラー” “ダークカラー”と合わせた計3種類の中から好みの地図色を選んで使用できるようになりました。目への負担軽減と判読性の高さとを両立させる穏やかな色合いの“スマートカラー”は、仕事などで長時間運転する人にとっては強い味方になってくれそう。
さらにこれも新たに搭載されたのが、3Dで地図を表示した際に、角度を1度単位で細かく調整できる“3Dスライダー”機能。ドライバーひとりひとりの好みやスタイルに応じてきめ細かくカスタマイズできるのは、スマホアプリでは真似のできない機能です。
一方で新たにHDMI入力端子を装備するなど、エンタメ機能もますます充実。スマホやデジカメ、ビデオカメラを接続すれば、さまざまな映像ソースをナビの大画面上で楽しめるから、長引く渋滞もストレスなしで乗り切れそう。
またもうひとつ、大きなポイントといえそうなのがドライブレコーダーとの連動性です。同日発売のデジタルルームミラー型ドライブレコーダー「DRV-EMN5700」と連携させれば、ナビ画面のタッチ操作によってさまざまな映像表示が可能に。ナビの画面上にドライブレコーダーの録画映像を表示させたり、録画映像を拡大表示させることもできるようになっています。
ラインナップは、8V型インダッシュモデルの「MDV-S809L」(予想実勢価格:10万円前後)、7V型200mmワイドモデルの「MDV-S709W」(予想実勢価格: 8万円前後)、7V型「MDV-S709」(予想実勢価格:8万円前後)に加えて、幅180mmの2DINサイズに8V型の大画面を取り付けできる8V型フローティングモデル「MDV-S809F」(同 10万円前後)が仲間入り。コンパクトな車内でも見やすく大きな画面が楽しめますよ。
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<文/&GP>
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