スプリングマンとザ・魔雲天は、どちらも『キン肉マン』で初めて登場したといってもいい明確な敵キャラだ。“7人の悪魔超人編”に登場し、キン肉マンたちアイドル超人(この時はそう呼ばれていた)と戦った。この悪魔超人たちのリーダー的立ち位置だったのが、後の大人気超人となるバッファローマンだ。
スプリングマンは、見たまま全身がバネの超人で、こう見えてけっこう強かった。鳥取砂丘でウルフマンを倒したことで、地味な出で立ちとは裏腹に大物として扱われるようになる。
ただし“7人の悪魔超人編”以外での活躍を思い出す人はいないだろう。その後も登場はしているのだが、記憶に残るほどの活躍は残念ながら見せていない。しかしキン肉マンの息子、キン肉万太郎が主人公の『キン肉マンⅡ世』では、伝説(レジェンド)超人として再登場しているのだ。
一度見たら忘れられないこのシンプル・イズ・ザ・ベストなフォルムのフィギュア化は相当難航したそう。しかし質感も含め、かなり高い完成度を見せている。美しい螺旋状のボディは見ものだ。全長約20cmで専用台座付き。価格は4万2984円。
そしてザ・魔雲天。残念ながら“7人の悪魔超人編”を含め、作中では一度も勝利していない。強面なイメージとは裏腹に、とりたてて活躍をしていないのだが、「ゲヘヘヘ」という口癖やいかにも悪そうな面構えだけで、強く印象に残っている。
『キン肉マンⅡ世』でも、スピンオフ作品に登場する程度で、スプリングマンとはかなりの差があるのはたしか。ただ、やはりビジュアル的なイメージと相当な迫力があることから、フィギュア化されたのかもしれない。
ゴツゴツした岩のような肌に、全長約32cmというサイズとボリューム感。悪そうな表情が、原作の雰囲気をよく表している。こちらは6万6744円になる。
現在、SpiceSeedのホームページで予約受付中だ。
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(文/&GP編集部)
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