1996年にNBA50周年を記念した「50人の偉大な選手」に選ばれたウォルト・クライド・フレイジャーは、リーグを代表するポイントガードのひとりとして現役時代を過ごした。1970年、1973年にニューヨーク・ニックスでチャンピオンとなり、オールスターには1970年から7年連続で選出され、1975年にはオールスターのMVPに輝いている。アシスト数はニックス歴代1位であり、彼がつけていた背番号10は、ニックスの永久欠番となった。
スタープレーヤーであり、ファッションアイコンでもあったウォルト・クライド・フレイジャーの足元を支えたプーマ クライドは、コートの中でも外でも高い人気を誇った。その後、1970年代を代表するバスケットボールシューズとなっただけでなく、ヒップホップアーティスト、スケーターにも支持され、他のカルチャーとも深く関わり合うことに。現在ではスニーカーフリークたちにとっても、なくてはならないモデルとなっていると言えるだろう。
5年ぶりの復活となる今シーズンのプーマ クライドは、新しいカラーウェイを採用。ゴールドの箔押しプリントがポイントとなっている。クライド自身が「タイムレスデザイン」と評したプーマ クライド。いま購入を検討したいスニーカーであることは間違いない。
価格は1万4040円。
(文/神津文人)
カルチャー誌ファッション誌、モノ誌とメンズ誌の編集部を渡り歩いてフリーランスに。現在はフィットネス関連、スニーカー関連を中心に雑誌やWebメディアで執筆中。『青トレ:青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)にも携わった。
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