2mm以上薄くなった(MTG-B1000との比較)と聞いてもピンと来ないかもしれませんが、腕時計においての2mmは大きな差。ケース厚が12.1mmになったことで、袖にもスムーズに収まりますし、着け心地も軽やかに。
薄くなった秘密は、新開発のモジュールと新設計の耐衝撃構造にあり。モジュールは、パーツが小型化や薄型化され、さらに高密度実装技術による電子部品の集積化によって、耐衝撃性能をそのままにダウンサイジング。G-SHOCKのソーラークロノグラフでは最薄となりました。
また、モジュールを保護するカーボンファイバー強化樹脂ケースを、メタルパーツで覆う“デュアルコアガード構造”が進化したのも大きなポイント。裏ブタが、バンドを固定するラグや、りゅうず・ボタンを守るサイドガードと、一体成形によってひとつのパーツになったことで、高い剛性と小型化を実現しています。
なお、ラグの両サイドにあるボタンを押すことで、専用の工具を使わず、簡単にバンドを交換可能。メタルパーツの内側にファインレジンを組み込んだレイヤーコンポジットバンドと、ソフトウレタンバンドの交換用バンドがラインナップされているので、服装や気分によってバンドを付け替える楽しみも。
薄型化されてもMT-Gシリーズならではの重厚感が失せてないのは、丁寧な外装の仕上げによるもの。研磨技術の最高峰である、ザラツ研磨によって仕上げられた外装はメタルの輝きや、ベゼルに打ち込まれた特殊な形状のビスが、ケースに立体感を生み出します。
カラーは、ブラック×グレーの「MTG-B3000B-1AJF」(12万1000円)、カラーIPを施したブラック×レッドの「MTG-B3000BD-1AJF」(13万7500円)、ブラック×グリーンの「MTG-B3000BD-1A2JF」(13万7500円)の3色を展開。グレーはソフトウレタンバンド、レッドとグリーンはレイヤーコンポジットバンドが装着されています。
発売予定日は5月14日。スリムになったことで装着感がアップしただけでなく、G-SHOCKらしさを残したまま見た目がスマートに。今までMT-Gシリーズを敬遠していた細い手首の人にも、しっかり馴染んでくれるはずです。
<文/&GP>
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