まずはこの“LOOX(ルークス)”なるブランド名に関して少しだけ補足を。今をさかのぼること20余年、当時すでに“FMV-BIBLO”のブランドで個人向けノートPCを展開していた富士通が、モバイルユースに特化したモデルとして2000年秋に発表したのが“FMV-BIBLO LOOXシリーズ”。初代LOOXこと「LOOX S5/53」は1kgを切る軽量ボディに8.8型液晶を搭載、PHSの通信モジュール内蔵でいつでも自在にネットにアクセスできるなど、当時としては画期的な仕様で話題を呼びました。
その後も人気を集めた同シリーズですが、一方で“LOOX”の名は2010年を最後に途絶え、軽快に使えるモバイルPCというコンセプトは“LIFEBOOK”をはじめとする別ブランドへと受け継がれます。すなわち、連綿と続いてきたユーザビリティへのこだわりが、このたび発表のアニバーサリーモデルによって12年ぶりに“LOOX”の名の下で結実したというわけです。
最新モデルが目指したのは、ニューノーマルな時代に柔軟に対応できる究極のモバイルPC。
表示画面は13.3型ワイドの有機ELディスプレイ。また携帯性を重視して世界最薄・最軽量となる27.2mm厚・約599gを実現。筐体の素材には高強度アルミを採用、継ぎ目のないフル切削ユニボディによって堅牢性と美しさを両立させています。
さらに特筆すべき新機能として、ワコムの次世代Active ESペン技術による“Wacom Linear Pen”を世界で初めて採用。加えて、「書く」ことに特化した同社製メモ用アプリ“Wacom Notes”をプレインストールしています。
さらにユニークなのが、USB Type-Cケーブルひとつで、PCの拡張性が飛躍的に向上する“クリエイティブコネクト”機能の搭載です。
例えば“デュアルPCモード”では、本機以外に使っているメインPCと「FMV LOOX」をケーブル接続することで、接続先PCで仕様しているキーボードやマウスを使っての「FMV LOOX」の操作が可能。入力デバイスの共有はもとより、ファイルの共有や編集もシームレスに行えるようになります。
また“セカンドディスプレイモード”では、メインPCのセカンドディスプレイとして「FMV LOOX」を活用することが可能。
“ペンタブレットモード”では、オンライン会議での手書きイメージの共有がよりスムーズにできるようになるなど、手持ちのデバイスとの多彩な連携を実現しています。
このほか12.58MPのリアカメラや音圧をアップした4つのBOXスピーカー、打鍵感にこだわった打ちやすいフルサイズキーボードを搭載するなど、PCとしての使いやすさには妥協なし。
また、リスクに備える保証サービス“FMV LOOX Premium Care”や、万が一の紛失に備えた探し物トラッカー“Tile”の搭載、WEB MART限定で登場する5G通信対応モデルなど、モバイル特化モデルならではの機能も満載です。
>> FMV LOOX
<文/&GP>
【関連記事】
◆スペックもサイズも申し分なし!タッチパネル搭載のオールインワンデスクトップPC
◆14型で最小約940g!タフでスタミナもバッチリな「dynabook Rシリーズ」
◆17インチ液晶とミルスペックの頑丈さ!しかも軽量かつロングバッテリーって超便利
- 1
- 2