日本で発売されるAndroid Oneはシャープ製の「507SH」。5インチのHDディスプレイを搭載するスマホで、OSはAndroid 6.0、CPUはオクタコア(1.5GHz×4 + 1.2GHz×4)。3010mAhの大容量バッテリーを搭載し、防水・防塵、ワンセグにも対応しています。ミドルクラスのスペックに、日本でニーズが高い機能を追加した仕様と言っていいでしょう。
価格は未定ですが、各種割引適用後の想定価格は「1万円〜2万円の間くらい」とのことなので、かなりお買い得なスマホになりそうです。
Android Oneは、グーグルがグローバル向けモデルとして開発・販売するNexusシリーズと同様に、端末メーカーによるカスタマイズが行われていない “ピュアなAndroid” であることが特長。
また、発売から18カ月以内に最低1回以上のOSアップデートに対応することや、最新のセキュリティ機能が最低2年間自動でアップデートされることも保証されています。つまり、すでに発表済みの次期OS「Android N」にアップデートできることも約束されています。
いち早く、できたてホヤホヤのAndroid Oneに触ってみました。見た目以上に軽く、エッジ部にラウンド処理が施されているためか、手にしっくり馴染む印象でした。シャープ製の他のスマホと同様にディスプレイもきれいで、タップしたりスワイプしたりしたときの感触もいい感じ。独自機能というものがほぼ皆無なので、UIは潔いほどにスッキリ。初めてスマホを使う人はもちろん、自身でカスタマイズして使いたい人も検討の価値はありそうです。
ワイモバイルは、2016年の3月から取り扱いを始めたiPhone 5sが人気を集めていますが、これからは、このAndroid Oneも主力モデルとして販売に注力していくそうです。
なお、Google PlayストアでSIMフリー版が買えるNexusシリーズとは異なり、Android Oneはワイモバイルのみの販売。SIMロックがかかった状態で発売され、購入から6カ月が経てばSIMロックを解除できます。
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(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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