1972年の発売以来、ダイレクトドライブ方式ならではの高い音質と信頼性で、クラブやスタジオ、放送局などにおいて高い評価を得てきた「SL-1200」シリーズ。
1979年発売の「SL-1200MK2」以降は、ピッチコントローラーを上下にスライドさせるフェーダー型を採用するなど、まるで楽器を演奏するかのような操作性を実現し、クラブなどでのDJプレイにおける定番モデルとして世界的なヒット商品となりました。
初号機「SL-1200」から2008年発売の「SL-1200MK6」までの累計出荷台数はなんと約350万台。現在も世界中で愛用されているテクニクスを代表するロングセラーのシリーズです。
2010年にテクニクス製品の生産がいったん終了。これとともにいったんは舞台から姿を消した「SL-1200」ですが、2014年9月にテクニクスが復活すると、2016年に限定モデルとして「SL-1200GAE」が、一般モデルとして「SL-1200G」が登場。折からのアナログ盤再ブームとともにその存在に改めて注目が集まるようになりました。
そんな名機の発売50周年を祝うのが、今回発表された「SL-1200M7L」。機能や操作感はベースモデルである「SL-1200MK7」と変わりませんが、なんといっても話題を集めているのはそのカラフルなバリエーション。
いずれもストリートカルチャーをイメージしたもので、ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、グリーン、イエロー、それにベージュの合計7色をラインナップしています。
またトーンアームにはゴージャスなゴールドカラーをあしらい、トップパネルには周年記念モデルの証として“50th Anniversary”の文字をシリアルナンバーとともに刻んだ銘板プレートが輝きます。
ほかにもスリップマットはゴールドカラーでブランドロゴが入っていたり、50周年記念デザインのステッカーが付いたりと、アクセサリー類も限定モデルならではの特別仕様。世界1万2000台の数量限定なので、気になった人は早めの予約がオススメです。
<文/&GP>
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