思った料理と違う……そんな事態は「イミシル」で回避!
海外旅行で困ることのひとつが、レストランのメニューが読めないこと。もちろんスマホの翻訳アプリを使うことはできますが、インターネットに接続できない場所の場合、スマホは役立ちません。仕方なく文字の雰囲気で頼んだら、思っていた料理と全然違う……そんな事態を防ぐのにおすすめなのがキングジムの「イミシル」です。
イミシルは、内蔵のカメラで検索したい単語を写すだけで、OCRで文字を認識し、単語の意味が調べられる翻訳ツールです。英語、中国語、韓国語の3か国語の翻訳に対応しています。オムロンソフトウエアの旅行向け辞書データに加え、三省堂の辞書「デイリーコンサイス」を元にしたデータを収録。インターネット接続が不要なので、どこでも使えるのが魅力です。
スマホが使える場面であっても、英語なら手入力もしやすいですが、中国語や韓国語は入力にひと苦労します。そんなときにも、カメラに写すだけで文字が読み取れるのは利便性が高いですね。
単4形アルカリ乾電池2本で約12日間(1日あたり10分間の使用を想定)駆動するので、電池さえ持ち歩いていれば、バッテリー切れで困ることもありません。サイズは幅93×奥行き22.5×高さ53mm、重さは約70g。街歩き用のバッグにぽいっと放り込んでおける手頃なサイズ感も、旅行に持って行きたくなる理由のひとつ。メニューの読み取りだけでなく、ホテルで室内灯の使い方を知りたいときや、街の案内などを調べたいときにも役立ちそう。価格は1万2000円(発売中)です。
「ミルパス」で最大200件のIDとパスワードを管理
SNSやショッピングサイトなど、多くのウェブサービスではIDとパスワードが必要です。それらの情報を効率良く管理するのに便利なのが、キングジムの「ミルパス」です。
ミルパスはIDとパスワードを管理することに特化したアイテム。価格は6000円(発売中)です。起動にはマスターパスワードの入力が必要で、誤入力が続くとデータが消去される設定もあります。最大200件のIDとパスワードの管理に対応しており、専用のPCソフトを使えばデータの編集やバックアップが行えます。
最大半角32文字のパスワードを自動で作成することも可能なので、パスワードの使い回しをできるだけ避けるためにも、この機能を活用しましょう。
ペンケースに収めやすいホッチキス「colorgimic」と「くるくる・カールくん」
ホッチキスメーカーのマックスが2016年1月に発売した「colorgimic(カラーギミック)」は、コンパクトに折りたためるホッチキス。
最大10枚まで綴じられるタイプで、表面の大きなボタンをスライドさせてホッチキスを組み立てます。これまでも折りたたみ式のホッチキスは登場していますが、フタを開けてなかの金具を動かして……という面倒な部分があったのを、このアイテムでは解消しています。価格は550円(発売中)です。
また、カール事務器の「くるくる・カールくん」もコンパクトな設計が特徴。
卓上鉛筆削りと同じように、ハンドルを回して削ることで、より軽い力で削れます。また、持ち運ぶ際には鉛筆を挿す部分のフタが閉じられるので、ペンケースのなかで削りかすが散らばることもありません。価格は332円前後(発売中)です。
必要なときだけ立てて使える「スタンドペンケース」
ペンケースのなかでも最近とくに人気なのが、立てて使えるタイプのもの。デスク上でペンケースに早変わりするので、中身が見やすく、ペンが探しやすいという利点があります。上から押すだけで底の部分が固定されて、スタンド形ペンケースに変身するリヒトラブの「スタンドペンケース」は、楕円タイプの「スタンドペンケース〈オーバルタイプ〉」が登場。
フタ部分には消しゴムホルダーが付いており、ペンだけでなく、メイク道具や眼鏡など机の上に立てて置きたいアイテムを収納できます。カラーは全6色で、2016年9月14日発売予定のオーバルタイプの価格は1200円です。
話題の文具を使えば、仕事の効率が上がるのはもちろん、友人や仕事仲間との会話のきっかけにもなります。技アリ文具でデスクワークを楽しくしましょう。
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(文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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