そして新たに発売される「JUNO-X」は、シリーズ復活を熱望するファンの声に応えて、ヴィンテージ・シンセサイザーとして人気の高い「JUNO-106」を彷彿とさせるデザインとなっています。
一方機能に関しては、ローランドがおよそ半世紀にわたって培ってきたアナログ、デジタル、バーチャル・アナログ・シンセサイザー研究開発のノウハウを結集した音源システム“ZEN-Coreシンセシス・システム”によって再構築。全く新しい21世紀版「JUNO」として生まれ変わっています。
“JUNO-60モデル”、“JUNO-106モデル”、そして新たに開発された“JUNO-Xモデル”という、3種類の「JUNO」音源モデルを搭載。特に新開発のネイティブ音源“JUNO-Xモデル”では、“SUPER SAW”と呼ばれる分厚いシンセ・サウンドや、コーラスエフェクトを進化させた“Chorus III”モードなど、レガシーの系譜を受け継ぎながらもより豊かな表現力を実現しています。往年のファンなら“JUNO-60” “JUNO-106”のサウンドをそのまま楽しんでもいいし、複数の「JUNO」を重ねればさらに複雑で重厚なサウンドも楽しめます。
またアコースティック楽器をはじめ900以上の音色を備える“XV-5080”や、豊かなピアノの響きを表現する“RD Piano”、接続したマイクの声を人工的に加工する“Vocoder”など、音楽制作や演奏において実用性の高い音源モデルも内蔵。また「Roland Cloud」から音色データや音源アルゴリズムをダウンロードして「JUNO-X」に追加すれば、自分好みの音色を備えたシンセサイザーとしてカスタマイズを楽しむことも。
本体内蔵のステレオスピーカーからBluetooth経由で音源を再生し、それに合わせて演奏することも可能。またUSBオーディオ/MIDIインターフェイス機能も搭載し、専用エディターを使えば緻密な音作りや音色データの管理もできるので、制作活動をメインフィールドとしているユーザーでも問題なし。スタイルだけの“復刻モデル”に終わらない、楽器としての奥深い魅力を備えた逸品です。
<文/&GP>
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