「MATCH DAMA」を手がけるのは、昭和4年創業のマッチメーカー・神戸マッチと、昭和22年創業のキャンドルメーカー・東洋工業。
マッチの軸木を製造する過程でどうしても生じてしまうポプラの廃材に、同じく廃材となる竹の削り粉を混ぜ、 さらにキャンドルで使用するパラフィンワックスを含浸させたものを半球状に固めてつくられています。
スムーズな点火を可能にしているのは表面からトゲ状に飛び出している微細な竹の削り粉。燃えやすい性質の竹の粉に最初に火がつき、さらに軸木に染み込ませたパラフィンワックスが揮発しながら燃えていくため、長時間安定した燃焼が得られるようになっています。
ひとつあたりの燃焼時間の目安は約15~18分、一般的なブロックタイプの着火剤の燃焼時間が平均10分程度であることを考えると、その差は歴然。また本体上面がフラットになっているため着火する面積が大きく、大きな炎をしっかりと上げてくれます。
もともと廃棄されてしまうはずの廃材を主原料としているため環境にも優しく、自然発火の可能性のないパラフィンワックスを使っているから安全面でも◯。
灯油系燃料のように燃焼中にイヤなニオイを発することもなく、むしろマイルドな木と竹の香りを楽しめるのもうれしいポイント。ちょっとプリミティブなルックスもユニークです。
>> 「MATCH DAMA」
<文/&GP>
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