まるでルンバを縦にしたような円型のシンプルなフォルム。引き出した台に足を乗せ、重心移動することで感覚的に操縦することができる。この前作の基本的な機能を踏襲し、さらに進化を遂げたのが「Ninebot One S2」だ。
変わったのは本体サイズ。ひと回りコンパクトになり、重量は従来品に比べて2.4kgの軽量化に成功し11.4Kgとなった。持ち手を引き出して、片手で持ち歩くことのできるサイズ感だ。
機能面では、航続可能距離約30km（ユーザーの体重、環境、温度、道路条件などによって異なる）と、従来品の約３倍の距離を走行することが可能に。さらに、アプリ「Ninebot APP」と連携することで、スマホから好みの乗り味にセッティングしたり、近未来感をアップさせるライト設定を１万パターン以上もある中から選んだり、チャット機能を使うこともできるようになった。
また、スピード超過や内部の故障、発熱などの異常を感知し、音、光、振動のトリプルセーフティアラームで知らせてくれるなど、安全面もバージョンアップ。
乗るのにはコツがいりそうだが、乗りこなしてみたいと思わせる「Ninebot One S2」は、税込12万円と50ccスクーターと現実的に比較できる価格。夢のような乗り物がぐんと身近になった。
ちなみに、このモビリティも、現在は公道での走行は禁止、公園などでの使用も許可が必要なので、ヘルメット・プロテクターを着用のうえ私有地で楽しむべし。また、時速20キロ以上のスピードを出すと制限機能が働くが、急なスピード制限により事故を招く恐れもあるため、くれぐれもスピードの出しすぎには注意したい。
Ninebot One S2
http://www.ninebot.jp/ones2/
（文／&GP編集部）
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