近年、食品工場や製薬会社などでは、金属片の混入を防ぐため、ホッチキスの金属針の使用を制限する傾向 が強まっている。ところが、紙に穴をあけて縫いこむように書類をまとめる“針なしタイプ”では、枚数が増えると紙の重みで外れやすくなるため、工場や物流の現場からは「多い枚数でも外れることなく、しっかり留めたい」という声が各所から挙がっていた。
そこで2013年には紙の針で15枚までの書類をとじられる「P-KISS15」が、翌年には20枚とじを可能にした「P-KISS20」が発売され、製造、物流、医薬分野などはもちろん、子どもの工作に使っても安心で便利と幼稚園や保育園など教育分野でも好評を得ていた。
しかし、今度は「個人デスクにも置けるよう小型にしてほしい」「価格が手ごろなら 複数台購入したい」といった声があがり、これらに応える形で「P-KISS10」が誕生した。ちなみにとじ枚数は、ユーザー調査により使用頻度の高い“2枚~10枚とじ”に対応している。
専用の紙針には、雑誌の表紙と同じ素材の保持力が高いコート紙を採用。紙針の色は、書類になじむ“ホワイト”と食品工場などで識別しやすい色とされている“ブルー”の2種類展開。「P-KISS10」の本体価格は7344円。紙針は別売りで、1巻(900本)864円だ。
マックス「P-KISS」>> http://wis.max-ltd.co.jp/op/p_kiss_160413/
(文/&GP編集部)
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