接着剤やガムテープも不要、わずか120秒ほどで組み立てが可能で、災害時の避難所等で活用できる段ボール製の簡易ベッド「ニュー簡太くんII」が、紙製品メーカーの光永(こうえい)から発売されました。
2016年4月の熊本地震後、ボランティア団体などにより避難所に提供されたのが光永の段ボール製簡易ベッド「ニュー簡太くん」でした。軽くて・コンパクト・組み立てやすく、高齢者や障害のある人にも使いやすいとの声があったそうです。
その一方で、ベッドの「高さ」についての要望があることにも気が付きました。高齢者にとって、座るとき立ち上がる時にスムーズな姿勢で行うには、ある程度の「高さ」が必要であることがわかったのです。
「ニュー簡太くん」では製品の高さを25cmとしていたものを、「ニュー簡太くんII」では膝や腰の悪い高齢者にも優しい、高さ41cmに改良。
2016年4月、内閣府の防災担当は各自治体に対して「福祉避難所の確保・運営ガイドライン」を発表しました。その中で、備蓄を図るべき「必要な物資・器材」の項目に「ベッド」があります。災害時などに、ある程度の期間を避難所で過ごすならば、「ベッド」は必要なものだといえるでしょう。
この「ニュー簡太くんII」ならば、軽くてコンパクト、収納時にも数多く備蓄しておけるのも利点です。
段ボールの特性を活かした“じゃばら構造”や“ひしがた構造”を採用して、ベッドに必要な強度も実現しています。
畳んでしまえるものなので、普段から部屋やオフィスに置いて「仮眠用」に使ってもいいかもですね!
サイズ(組立時):幅1900×奥行730×高さ410mm
サイズ(収納時):幅810×奥行410×高さ210mm
重量:8kg
(文/&GP編集部)
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