デザイナーのコンラッド・バウマン氏が設計し、原型が世界に数本しかない1900年代初頭のラチェットドライバーにインスパイアされて作られた「MetMo Driver」。当時の魅力的なラチェット機構を現代技術で再現し、改良を加えています。
まるで、機械式時計のムーブメントを覗き込んだ時のように、部品同士が連動して動く様子を楽しめるのがポイント。仕事中の息抜きに可動部の動きを観察したり、デスクトップ・トイのように手遊びしながら楽しむこともできます。
また、航空宇宙産業で使用されるような高級金属をボディに使用しているところも魅力的。実際に手に持ってみるとずっしりとした重量感があり、削り出しの素材感やソリッド感、磨かれた金属の光沢など、男が好きなギア感に溢れています。
見た目だけでなく機能面も注目。フルメタル構造のため、プラスチックが多く使われている現代のドライバーよりも簡単にネジを回せます。また、下穴なしでのネジの打ち込みやコーチボルトの打ち込み、スペードドリルでの穴開けも可能。一般的なドライバーと異なり、全体重をかけて穴を開けるというパワフルな使い方もできます。その際もハンドルにより手首への負担を軽減できます。
そして、すべての部品は手作業で切削。大量生産では生み出せない、数世代にわたり使い続けられるような最高品質のものを目指して作られています。電気を使用しないため、電動ドライバーのバッテリーが切れて使えないなんてこともなく、電動ドライバーではネジを処理できない場面でも重宝します。
サイズは165×30×43mmとコンパクト。最大トルクは76Nm。ビットサイズは1/4(6.3mm)六角ドライブビットで、本体にプラスマイナスドライブビットが1個付属します。
使わなくてもついつい手にしたくなる、そしてしっかり使える、見た目でも機能性でも男心をくすぐるアナログ感がたまらないドライバーです。
>> Kibidango
<文/&GP>
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