この「OTOMO」は、そのままでは食べにくい料理を安全かつ衛生的に細かくカットできる、卓上で使える食品ハサミとトングの携帯セットです。
これまで携帯用の食品ハサミといえば、プラスチック製のフードカッターなどが一般的。確かに安全面では問題ないけれど、多くは離乳食期の子どもの口に合わせることを考えたもので、切れ味のほうも樹脂製となればやっぱりそれなり。ましてハレの日の食卓や大人だけの集まりで使うことには、見た目からしてちょっと気がひけてしまいます。
高級和食店やホテルのメインダイニングでも違和感なく使えるモノがあればいいのにーーそんな発想から企画されたのがこの「OTOMO」。オールステンレスの輝きは、まるでカトラリーさながらの美しさです。
ハサミの製造を担当したのは、刃物の街として知られる岐阜県関市で理容バサミを手がける金田洋鋏製作所。一般的な小ぶりなハサミはハンドル部分の指穴が細いため、使い慣れていないと指が痛くなってしまうことがありますが、このハサミは指穴に丸みをつけることでこの問題をクリア。冷間鍛造成形が叶えた強度のおかげで、指先の力が刃先までしっかり伝わり、弾力のある素材もスムーズにカットできます。
一方トングを製造したのは、新潟県燕市でステンレス加工業を営む日本メタルワークス。ハサミだけではカットするのが難しい食材も、トングでしっかりつかんでおくことで安全にカットできます。
箸やフォークを使うよりも確実にホールドできるし、切り分けた食材を小皿などに移すのも簡単。卓上においたときに先端部分が浮くよう設計するなど、衛生面への配慮もうれしいポイントです。
ラインナップは大きく2種類。日常的に使用したい人、外食が多い人なら折りたたみ式のポリプロピレン製ケース入りセット(7700円)がオススメ。大きく開いて丸洗いできて、しかも食洗機にも対応、簡単お手入れで常に清潔を保てます。
また贈り物にするなら、光をやわらかに透過するべっ甲風の模様が美しいアセチロイドケース入りセット(1万3200円)をどうぞ。天然由来のセルロース素材を用いて作られたケースは風格たっぷりで、記念日の特別な席で違和感なく使えそうです。
<文/&GP>
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