時に大自然に挑み、時に厳しく鍛え上げられながら、たゆまぬ進化を続けてきたプロスペックスとヘリーハンセン。それぞれジャンルは違えど、過酷な環境下で活動を続けるプロフェッショナルたちの相棒として、高い評価と信頼を獲得してきたという共通のバックグラウンドを持つブランドです。
またプロスペックスは“Save the Ocean”、 ヘリーハンセンは“H2Oプロジェクト”の名において、それぞれ海洋保全活動に関わっているという点も相通ずるもの。多くの共通点を持つブランド同士だけに、出来上がったコラボレーションモデルもかなり完成度の高い仕上がりとなっています。
ベースモデルとなっている「1970 メカニカルダイバーズ 現代デザイン」は、流線型フォルムがユニークなヘリテージモデル“1970 メカニカルダイバーズ”を、現代的な感覚と技術で蘇らせたもの。ルーツとなっている“1970 メカニカルダイバーズ”は、かつて冒険家・植村直己氏が1974年~76年にかけて行った北極圏1万2000kmの旅にも携行され、過酷な環境における高い信頼性が実証されたことでも知られます。
デザイン面ではオールブラックでまとめたシャープかつ大胆なカラーリングがひときわ目を惹きますが、これはヘリーハンセンの高機能セーリングジャケット「Tactician GORE-TEX Race Jacket HH12050」がカラーモチーフになっています。ブラック硬質コーティングを施したケースとブレスレットは、耐摩耗性を高めるハイアブレーション加工がなされたジャケットの表地ををイメージしています。
また差し色として秒針に配された鮮やかなイエローは、ジャケットのフードに施されたフラッシュイエローの配色を再現したもの。ダイバーズウオッチにおける秒針は、潜水中のダイバーに手元の時計が問題なく作動していることを伝える役割を果たしていますが、じつはセーリングジャケットのフードに配されるヴィヴィッドなカラーも、海面での被視認性をアップさせるという、遭難など非常時に備えた機能を担っているのだそう。何気ないディティールに施したアクセントカラーにもこうした物語があると聞けば、オーナーの愛着もいや増します。
ムーブメントには70時間のパワーリザーブを備えたメカニカルムーブメント キャリバー6R35を採用、水辺でも安心して使える200m空気潜水用防水性能も頼もしい。思わず語りたくなるストーリー満載のコラボレーションウオッチです。
>> セイコー プロスペックス
<文/&GP>
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