本製品は、EVEVOT JAPANが販売しているハンディプリンター「PrintPods」の後継機。そのため、「PrintPods」が持っている、木材や布、プラスチック、金属だけでなく、革や肌などにも文字や画像、ロゴなどを印刷できます。「PrintPods」利用者による改善要望も実現しており、スマホアプリとの通信環境の改善や、インクの目詰まりをアプリでも解決できるようにしたり、自作のイラストや文字をアーカイブする機能も追加したりしています。
また、本体サイズは59×59×58mm・重量144gと軽量コンパクトで持ち運びしやすいのもポイント。専用のカートリッジを本体に挿入しフルカラー印刷が可能です。USB Type-Cで充電でき、Wi-FiおよびBluetooth通信に対応。プリント可能な幅は8.4×14.3mmで解像度は600dpiです。
最も重要な特徴は、組み合わせ次第でA4対応のプリンターやラベルプリンターなどさまざまなプリンターに変化できるという拡張型設計であること。特にビジネスシーンでも多く用いられるA4用紙へのプリントは需要が多いため、専用の拡張キットを用意。「A4モバイルプリンター拡張キット」付きのセット(3万6365円~ 9月27日現在)も本体同様に受付中です。なお、ラベルプリンターモジュールは現在開発中とのこと。
今後の機能拡張を見据え、開発しやすいようオープンソースとしてSDK(ソフトウェア開発キット)も用意しているため、将来的にユーザーがプリンターをカスタマイズしていくことも可能。ユーザーのアイデア次第で「PrintX」を壁に這わせて壁画アートを描いたり、3Dプリンターに組み込んで立体物にフルカラーで色を付けたりすることもできるようになります。
機能拡張を活かしたカスタマイズにより、これまで大量生産では難しかったような、ユーザーごとの要望のかゆいところに手が届くオリジナルプリンターを開発することもできるようになるでしょう。夢が広がる超小型のハンディプリンターで、あなたも新しいプリンターを作ってみませんか?
<文/&GP>
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