マッチボックスとは、来年で70周年を迎えるイギリスで誕生した超老舗ミニカーブランド。溶かした金属を鋳型で成形してボディを作る“ダイキャストカー”の草分け的存在です。
ブランド名は、マッチ箱を模した小型のボックスにミニカーをパッケージして販売していたことに由来しており、今回発売されるシリーズもマッチ箱風のパッケージが採用されています。
しかも、そのパッケージのデザインがかなり凝っていて、1970年代に日本で発売されたことをイメージしたレトロな仕上がりに。クルマのイラストが描かれた味のあるパッケージは、それだけで飾っておきたくなる完成度です。
今回登場するジャパンシリーズは全6車種。各車にドアが開くなどのギミックを搭載しています。
「2004 ホンダ S2000」は、今なおファンの多いホンダのオープンスポーツカー「S2000」の2003年以降の北米仕様車を再現。開閉するボンネットからは水冷直列4気筒の縦置きエンジン“F20C”を覗くことができます。
「ダットサン 280 ZX」は、日産から1978年に登場した2代目“フェアレディZ”の輸出仕様名。ドアが開放する車体は、当時人気だったシルバーとブラックのマンハッタンカラーをチョイス。
2020年にマツダから登場した電気自動車の「マツダ MX-30」は左ハンドルの輸出仕様。こちらはバックドア開くギミックを搭載。
そして、1963年に登場したホンダの個性的な軽トラック「1962 ホンダ T360」。ヘッドライトを車体側に残したまま開くボンネットが、ギミックで忠実に再現されています。
日産が誇る “GT-R”は最新型の2022年モデルで、さらにゴリっとチューンナップされたMISMO仕様の「2022 NISSAN GT-R NISMO」がモデルに。スポーツカーらしい真っ赤な車体はドアが開閉するようになっています。
元々は北米向けに販売され、2010年から日本でも販売されたトヨタのSUV「トヨタ FJクルーザー」はイエローのカラーが鮮やか。ドアが開閉するギミックを搭載しています。
いずれも10月上旬より発売予定。個性的なラインナップは、レトロなパッケージも相まってつい大人買いしたくなっちゃいそうですね。
>> マテル
<文/&GP>
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