GoogleがPixel 7シリーズ、Pixel Watchを発表! 価格や進化したスペックをチェック

■Pixel 7/Pixel 7 Proは、新チップ搭載でカメラが進化!

Google Pixel 7/Pixel 7 Proは、昨年発売されたGoogle Pixel 6/Pixel 6 Proを後継するモデル。Pixel 7は6.3インチの有機ELディスプレイを搭載し、前モデルよりもひと回り小さくなりました。Pixel 7 Proは前モデルと同じ6.7インチのディスプレイを搭載しています。なお、GoogleストアではPixel 6とPixel 6 Proの販売は終了しましたが、6.1インチ画面でスペックを抑えたGoogle Pixel 6a(128GB 5万3900円)は継続して販売されています。

▲6.3インチ(1080×2400ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載するGoogle Pixel 7。5GはSub6にのみ対応。横幅は73.2mmで、片手でも操作しやすい

▲背面パネルはガラスでツルツルとした質感。カラバリは左からObsidian、Snow、Lemongrassの3色

▲6.7インチ(1440×3120ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載するGoogle Pixel 7 Pro。5GはSub6とミリ波の両方に対応している

▲カラバリは左からObsidian、Snow、Hazelの3色

Pixel 7/Pixel 7 Proは、自社開発チップの第2弾となる「Tensor G2」を搭載。処理速度とセキュリティ性能を向上させ、前モデルからのディスプレイ内指紋認証を継承しつつ、顔認証にも対応しました。

▲新しいチップの搭載によって、高精度の顔認証を実現

▲Google Oneの加入でVPNを無料で利用できたり、5年間のセキュリティアップデートを保証するなど、安心・安全をアピール

特に進化が著しいのがカメラ。上位モデルのPixel 7 Proは、メイン(50メガピクセル)+超広角(12メガピクセル)+望遠(48メガピクセル)のトリプルカメラを搭載。3つのカメラの有効画素数は前モデルと同じですが、望遠カメラは光学5倍ズームで撮影でき、次世代の超解像ズームによって最大30倍まで撮影可能。タッチ&トライ会場で試してみたところ、高倍率ズームながらピントが合わせやすく、スマホの画面で楽しむ分には、画質劣化はさほど気にならない印象でした。

▲前モデルでは黒かったカメラバーはメタリックになった。Pixel 7 Proにはトリプルレンズカメラを搭載

▲最大30倍ズームでも、かなり鮮明な画質で撮影できる

▲Pixel 7 Proのカメラのスペック

ちなみに、Pixel 7はメイン(50メガピクセル)+超広角(12メガピクセル)のデュアルカメラですが、最大8倍の超解像ズーム機能を備えています。

▲Pixel 7のカメラのスペック

Pixel 7 Proは被写体に3cmまで近づいて撮影できるマクロフォーカス機能を搭載。わざわざマクロモードに切り替える必要はなく、レンズを被写体に近づけるとマクロフォーカスが有効になり、素早くピントを合わせることができます。

▲Pixel 7 Proは被写体に3cmまで近づいてもピントを合わせられる新機能を搭載

「Tensor G2」によって実現したのが「ボケ補正」機能。カメラではなく「フォト」アプリの編集機能に追加されるもので、ピントがぼけた写真を鮮明でシャープな画質に修正できるというもの。これは、Pixelの従来モデルでは利用できず、Pixel 7/Pixel 7 Proだけが使える機能です。Pixel 6/Pixel 6 Proで話題を呼んだ、不要な写り込みを消去できる「消しゴムマジック」と合わせて、画像のレタッチ機能はスマホ最強と言って差し支えないでしょう。

▲「フォト」アプリの「編集」→「ツール」から「ボケ補整」を起動できる

▲デモンストレーションで使われた補正前の画像

▲ボケが補正されると、ここまできれいな画質に蘇る。昔撮った、ぼやけた写真をGoogleフォトにアップロードして補正することも可能

Pixel 7/Pixel 7 Proは、基本性能が高く評価されたPixel 6/Pixel 6 Proを順当に進化させた印象。前モデルは電池持ちにネガティブな声もありましたが、Pixel 7/Pixel 7 Proは自動調整バッテリーによって24時間の電池持ちを実現し、「スーパーバッテリーセーバー」を利用すると最大72時間も持続するとのこと。不安なく購入できる品質を実現しているようです。

 

【次ページ】Pixel WatchはFitbitの機能を継承

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