この「Galaxy Note7」が日本で発売されるかどうかは、まだ明らかにされていません。ですが、サムスンの日本語版Webページ(http://www.samsung.com/jp/)を見ると、「Galaxy Note7」が大きく掲載されていました。ってことは…。期待していいんじゃないかと思います。
順番としては「Note6」になるかと思いきや、6を飛ばして「Note7」の名前で登場した「Galaxy Note7」。デザインや機能面において、今年のフラッグシップである「Galaxy S7 edge」と共通することが多く、進化の幅が大きいことが「7」とした理由のようです。
「Note7」は、5.7インチの大画面ディスプレイを搭載しながら、本体幅は73.9mm。なんと、5.5インチのiPhone 6s Plus(77.9mm)よりも細い。「Galaxy S7 edge」と同様にディスプレイの左右にカーブを施し、背面も同じようにカーブが施されているようです。
Noteシリーズとしては初めて防水(IP6/8)に対応し、なんと付属の「Sペン」も防水に。水の中でもSペンで文字を書いたりできるそう。そこまでする機会はまずなさそうですが、プールサイドやバスルームなどで安心して使えるのは大きめメリットと言えます。
そのSペンは、従来よりもペン先が細くなり、より精細な表現が可能に。油絵のように色を混ぜて重ね塗りできる機能を追加。動画の一部をペンで切り抜いてGIFアニメにできるというユニークな機能も。さらに、誰でも手軽に利用できる機能として、画面オフの状態で、黒い画面にメモを書き、付箋の感覚で常時表示することもできるそうです。
指紋センサーに加えて、虹彩認証もサポート。その高度なセキュリティ機能を生かし、「Secure Folder」という新機能も追加。大事なファイルやアプリを自分だけが見られるように管理できる機能で、同じアプリを別アカウントで取得して、そのフォルダに収めるなど、従来のスマホにはなかった使い方もできるようです。
カメラは、ユーザーからの評価が高い「Galaxy S7 edge」のカメラをそのまま継承し、HDRビデオを再生できる新機能を追加。普通の動画をHDR画質に拡張する機能も備えているとのこと。
内蔵ストレージは64GB。最大256GBのmicroSDを取り付け可能です。USBケーブルはType-Cを採用し、ワイヤレス充電にも対応しています。
この「Note7」の発売を機に、GalaxyをセットしてVR映像を楽しめる「Gear VR」もモデルチェンジ。新モデルの色はブラック、視野角が広くなり、より没入感が得られるよう進化しているとのこと。なお、「Galaxy S6/S6 edge」「Galaxy S7 edge」なども新モデルに対応するそうです。
5月に発売された「Galaxy S7 edge」は、予約すると「Gear VR」がもらえるという特典が人気を集めました。「Galaxy Note7」でも、同じように特典が用意されるかもしれませんね。
(取材・文/村元正剛)
iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。
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