パイロットコーポレーションのカスタムシリーズの歴史は、1971年に発売された初代モデル「CUTOM Kシリーズ」にまでさかのぼります。それから約20年後の1992年に「カスタム74」が誕生。万年筆といえば筆圧をかけなくてもスラスラ書ける筆記具ですが、ボールペンの普及により一般化した強い筆圧でも書きやすくなるよう、硬いタッチの書き味に合わせて開発されました。
今回発売となる30周年記念モデルは、“カスタム=注文品”という名前の由来であるシリーズコンセプト「使う人の様々な“書く”に応える」に基づいて、その日の気分やシーンなどに合わせてカスタマイズできるよう3色の本体軸がセットになっています。カラーバリエーションの内訳は、アンバー、コバルトブルー、ターコイズグリーンで、それぞれが過去・現在・未来を表現しています。本体サイズは最大径14.7mm、全長143mmです。
ペン先は14金・ロジウム仕上げの仕様で、30枚の月桂樹の葉がデザインされており、葉の数で30周年を表しています。
記念モデルらしく、キャップのリングには“PILOT CUSTOM 74 30th ANNIVERSARY JAPAN”の文字を刻印。ペン種は筆記幅の異なるF(細字)、FM(中細字)、M(中字)と、サイン書きに最適なS(シグネチャー)がラインナップされています。
さらに、万年筆本体のほか、すがすがしく色鮮やかな限定色インク「Anniversary Blue(アニバーサリーブルー)」(30ml)が付属。
インク供給用のコンバータ70N型と、カスタムシリーズの歴史や品質へのこだわりを紹介した「CUSTOM74 30th Anniversaryブックレット」と併せて専用箱入りのセットで販売されます。1本で3つの軸色を選んで楽しめるセットを入手して、万年筆の使いやすさ、手書きならではの良さを試してませんか?
<文/&GP>
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