新生IKEPODより待望のスイスメイド機械式モデル「SKYPOD」登場

オリバー・アイクとマーク・ニューソンという2つの才能の出会いによって1994年にスイスで誕生、1990年代から2000年代にかけて、時計業界で一大旋風を巻き起こしたIKEPOD。ぽってりと厚みのあるUFO型のケースデザインは、伝統を重んじる従来のスイス高級時計にはなかったもの。固定概念を覆すアーティスティックな色と造形には、多くのファンが熱狂しました。

それから長い歳月を経て、2019年に新ブランドしてと蘇ったIKEPOD。リローンチ後はリーズナブルプライスのクオーツウオッチ、日本製ムーブメント搭載のメカニカルモデルなどでファンの夢を叶えてきましたが、今回発売されるのは新生IKEPODとしては初めてとなるスイスメイドのメカニカルモデルです。

心臓部として抱くのは、「MEGAPOD GMT」(2000年)に搭載されていたものと同じ自動巻きクロノグラフムーブメント。大切に保管されていたこれらのムーブメントを、かつてIKEPODに在籍していた時計師、ローランド・グロワがひとつひとつ調整しています。


さらに新生IKEPODにふさわしいものとなるべく、ダイヤルデザインも一新。建築デザインや工業デザイン分野で世界的に活躍するスウェーデンのデザインユニット「クラーソン・コイヴィスト・ルーネ」がプロジェクトに参加したことで、マーク・ニューソンが手がけたアイコニックなケースに新しい息吹が吹き込まれたというわけです。

外装はチタニウム製で、ケースサイズは2000年発売当時のスペックをベースに、47mmから46mmへとわずかにダウンサイジング。情報が多くなりがちなクロノグラフですが、このモデルではミニッツトラックを点で表すなど表現を抑えることで、ダイヤル全体をすっきりとした印象に。またひときわ目を惹くのはブランドカラーでもあるオレンジ色。ダークなトーンの中でパッと目を惹くアクセントとしても、視認性を高めるポイントカラーとしても好印象です。


さらにケースバックにはりゅうずへのアクセスがより容易にできるよう小さなネジをつけたことで、メンテナンス性を向上。ラバーストラップもこのモデルより新たに採用されるもので、特にマーク・ニューソン時代を彷彿とさせる“ニューピンバックル”にはファンの注目が集まりそう。

発売は12月予定となっていますが、なにせ世界で合計わずか50本というレアモデル。お目にかかる機会に巡り会えたあなたは相当ラッキーかもしれません。

>> IKEPOD「SKYPOD」

<文/&GP>

 

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