ロングノズルが付属するスティックタイプのラインナップは、スポンジのようなブラシヘッドが特徴的なDC74 フラフィの後継モデルとなる「ダイソン V6 フラフィ」2機種、従来タイプのモーターヘッドを搭載する「ダイソン V6 モーターヘッド」2機種。ハンディータイプはふとん掃除に使いやすいフトンツール付きの「ダイソン V6 マットレス」と、フトンツールが付属しない「ダイソン V6 トリガー」をの2機種。
注目はやはり「ダイソン V6 マットレス」だろう。ホワイトとグリーンのカラーリングがソリッドなイメージを持つ今までのダイソンとは一線を画している。ドラッグストアをイメージしたカラーリングとのことだ。
最高約11万回転の高速回転を実現する独自開発の「ダイソン デジタルモーター V6」や、15個の小さなサイクロンを2層に配置した「2 Tier ラジアルサイクロン」など、本体部は基本的にDC74と同等となっている。
大きな違いは本体背面にある「ポスト フィルター」だ。0.3μmの微小粒子状物質を約99.97%捕集できる性能を持ったフィルターで、吸い込んだ空気から15個のサイクロンで細かいホコリを徹底的に取り除くだけでなく、このフィルターを通すことによって最終的に部屋の空気よりもキレイな空気をはき出すことができるようになった。
最もその効果を発揮できるのが「ふとん掃除」だろう。最近はレイコップ・ジャパンの「レイコップシリーズ」を中心に、ふとん掃除機カテゴリーが急速に伸びている。アレルギーぜんそくの大きな原因となっているダニの死がいやふんなどのアレルゲンを、ふとんやソファなどから取り除けるというのが大きな理由だ。
ダイソン V6は強力な吸引力でふとんの中のホコリやダニの死がい、ダニのフンなどを吸い取ることができる。それだけでなく、フィルターを搭載したことで、吸い込んだ微小粒子状物質を空気中に再放出することがなくなった。
レイコップシリーズの最新モデル「レイコップRP」は実勢価格5万9120円と従来モデルより高価格化したこともあり、ダイソン V6 マットレス(同4万7304円)は台風の目になりそうだ。
(文/安蔵靖志)
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