「Aladdin コーヒーブリュワー」は、レトロデザインがキュートなストーブ「ブルーフレーム」、おいしいトーストをすばやく焼き上げる「グラファイトトースター」など、数々のヒット作で知られるアラジンが手がける初のコーヒーメーカーです。
「『グラファイトトースター』で焼きあげたトーストと一緒に、毎朝おいしいコーヒーを味わえたら」というユーザーの要望を出発点に、トーストとの最高の相性を実現する“雑味のない一杯”を目指して開発されたモノで、2021年夏に「発売予定」との第一報が流れてから約1年半、多くのファンが待ちわびた期待のプロダクトが満を持しての登場となります。
最大の特徴は、雑味を抑え、コーヒー本来の旨味のみを抽出する独自開発の抽出方式“バイパスドリップ(特許出願中)”。
コーヒーの抽出方法にはさまざまなものがありますが、おそらく最もポピュラーなもののひとつが紙などのフィルターを使って落とすドリップ方式です。ただ、この方式でコーヒーの本来のおいしさが抽出されるのはドリップ前半。純粋な成分が抽出されたあとは、雑味も少しずつ溶け出してしまいます。
そこでこの「Aladdin コーヒーブリュワー」では、ドリップ前半にコーヒー本来の成分が高濃度で抽出されたところで注湯をストップ。おいしさだけが抽出された“ピュアコーヒー”に、別ルートから差し湯を加えることで、雑味のないバランスのとれた味わいが実現できるようになっています。
じつはこの“バイパスドリップ”のヒントとなっているのは、コーヒー通に広く知られる北海道恵庭市のコーヒー豆専門店「珈琲きゃろっと」が提唱する“きゃろっと式抽出法”。必要量の半分で抽出を止め、差し湯を足して完成させるという方法は、同店が10年以上前から採用しているもの。確かな味わいは、舌の肥えたコーヒー通の間で実証済みです。
今回の製品化にあたってはそのこだわりの味を完全再現すべく、湯の温度や流量まで制御。同店と協同開発の下、試作と改良を何度となく重ねたことで、製品化には想定以上の時間がかかってしまったそうですが、そこまでの情熱を注ぎ込んだプロダクトと聞けば否応なしに期待も高まります。
基本はカップに直接1杯ずつ抽出するスタイルで、フィルターは市販の1〜2杯用紙フィルターを使用。使うカップサイズの違いで注湯量やコーヒー粉の量も違ってきますが、この「コーヒーブリュワー」ではこうした違いまできっちりと配慮。湯を落とす穴のバッファの高さを変えることで、粉の表面積にあわせた滴下範囲を調整するなど、最高の1杯を楽しむために綿密な計算がされています。
またユーザーの好みやシーンに合わせて淹れ方が選べるように、“クリア”、“マイルド”、“ストロング”、“デミタス”の4種類のテイストを用意。例えばプレーンなトーストには「クリア」、風味豊かなチーズトーストには深いコクの“ストロング”など、一緒に味わうトーストとの相性を考えながら選ぶのも楽しそう。同じ豆でも淹れ方を変えることで、さまざまなバリエーションが楽しめます。
カラーはアラジンらしいソフトな色合いのグリーンと、シャープなブラックの2色展開。現在は一般発売に先がけて、クラウドファンディングサイト・Makuakeにて先行予約を受け付けています。オリジナル陶器製コーヒーサーバーやコーヒーミルの付いたリターンも用意されていますよ。
>> Makuake
<文/&GP>
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