2001年に初のLED採用モデル「ティカ」をリリース、以来20年以上もの長きにわたり軽量コンパクトなヘッドランプの開発製造に携わってきたペツル。多用途に使えるエントリーモデルの“クラシック”シリーズ、アクティブスポーツに最適な“アクティブ”シリーズ、ハンティングやフィッシングなど用途を特化した“スペシャライズド”シリーズなど多彩なラインナップが揃います。今回登場の新製品「NAO RL」は、特にスピード感を求めるアクティビティやシビアな環境での使用を想定した“パフォーマンス”シリーズの上位モデルに位置付けられるもの。
まず特筆すべきはその明るさ。最大照射力1500ルーメンという明るさはこのサイズでは他を圧倒する高出力、従来モデルである「NAO +」の最大照射力750ルーメンと比べても圧倒的なスペックアップを果たしていることがわかります。一方で本体重量はわずか145gと、従来モデルの185gから20%以上もの軽量化を実現。重さのあるバッテリーパックを後頭部側に配置するなど人間工学に基づいたデザインとともに、装着していることを忘れそうな快適さを提供してくれます。
そして“NAO”シリーズ最大の特徴が、“リアクティブライティングテクノロジー”と呼ばれる自動調光機能。これは本体搭載の光センサーが使用している環境を検知、光量とビームパターンを自動で調節することでバッテリーの消費を最適化するというもの。ユーザーが手動で操作することなく快適な視界が得られるこの機能は、特にウルトラトレイルのような長時間のアクティビティではかなり重宝。限られたバッテリーを最大限に生かせるというのも頼もしいところ。
さらに後頭部のバッテリー部分には赤色光を搭載。点灯あるいは点滅させることで周囲に自分の存在を知らせることもできて便利です。
内蔵バッテリーは3200mAhで、最長80時間の連続照射に対応(スタンダードライティング・白色光・弱の場合)、耐水性能はIPX4相当。付属のポーチは携帯・収納のほか、点灯したランプにかぶせて簡易ランタンとしても使用可能。登山から釣り、キャンプまで、幅広い用途に活躍しそうです。
<文/&GP>
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