3月より、スタンダードモデル10機種、ネットワークスティック同梱5機種の計15機種が登場する、カロッツェリア「楽ナビ」シリーズ。最大のポイントは、シリーズ初となるオンライン機能の搭載です。
カロッツェリアブランドでは、すでに上位機種「サイバーナビ」シリーズでオンライン対応を進めていましたが、いよいよ「楽ナビ」シリーズも対応することになりました。
具体的には、NTTおよびNTTドコモが提供する通信サービス「docomo in Car Connect」に対応。専用ネットワークスティックを接続すると、NTTドコモが有するLTE通信を定額無制限で利用できるようになります。このサービスを活用すれば、車内がたちまち専用Wi-Fiスポットに変身。手持ちのスマホやPC、タブレットを使って、車内で思う存分動画や音楽、ゲームを楽しめるというわけです。
もちろん、仕事での外回りが多い人なら、移動の合間にサクッとメールをチェックしたりレポートを送ったり、なんて使い方もOK。余裕のある通信環境が確保できれば、ワーケーションだって快適です。
ネットワークスティック同梱モデルは、地図情報の更新が最大3年間、5回まで無償で行えるのもうれしいポイント。ちょっと煩わしいカーナビ地図情報の更新も、オンラインならサクサクとスムーズにこなせます。
もうひとつ注目したいのが、新たに登場した“Doメニュー”なるインターフェイス。ドライブ中に必要な最新情報を直感的な操作で検索できるもので、例えば“お出かけ検索(オンライン)”を使えば、関連ワードを入力するだけで、最新スポットをサクッと検索可能。文字入力はフリック入力に対応しているので、画面操作に慣れていない人でも安心して使えそう。
不慣れな土地でのドライブで活躍しそうなのが、実用性の高い“ダイレクト周辺検索”。これを使えば近隣にあるコンビニや駐車場、GSなど、ドライブ中に立ち寄る機会の多い場所をボタンひとつで一覧可能。GS情報では、最新のガソリン価格までチェックできるとのこと。燃料価格高騰の折、これはかなり頼もしい機能になりそう。
一方ハードウエアにおいては、視野角の広いIPS方式、かつ黒色の再現性に優れている“Normally Black方式”を採用した高解像度HDパネルや、高透過率の静電容量方式タッチパネル、高輝度LEDバックライトを全機種に搭載。地図情報にはロゴマークや信号の記号まで見やすく表示。動画も高精細な画面で快適に楽しめます。
また、回路のレイアウトを修正するとともに、厳選した高音質パーツを投入し、「楽ナビ」シリーズ史上最高の高音質を実現。ハイレゾ音源のダウンサンプリング再生にも対応するなど、サウンド性能も向上しています。
本体には、コンソールに違和感なく溶け込むフルフラットデザインを採用。操作キー部分には、形状の異なるドットを添えており、指先での直感的な操作を可能にしています。
さらにカロッツェリアシリーズとして初めて、モニター部分を本体から独立させたフローティングモデルをラインナップに追加。広い可動範囲のおかげで、コンソールの形状を問わず見やすい位置や角度にモニターを設置でき、より多くの車両に取り付けられるようになりました。
ハード面とソフト面の両方で大きく向上した性能や機能に車載専用メーカーの本気がにじんでいる最新モデル。「経路探索はスマホで十分」なんて思っている人も、ちょっと考えが変わるかもしれませんよ。
>> パイオニア「楽ナビ」
<文/&GP>
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