生誕の地“亀戸”からインスパイアした「キングセイコー」記念限定モデル

グランドセイコーとともに戦後の時計産業を牽引した“キングセイコー”は、1961年に東京の亀戸にある“第二精工舎”(現在のセイコーインスツル)で誕生。グランドセイコーよりは廉価ながら、直線的で力強いシルエットが特徴の高級ウオッチを製造していました。

その後、キングセイコーは1975年に時計の製造を終了するも、セイコー創業140周年かつキングセイコー誕生60周年の2021年に、限定モデルとして復刻。2022年にはレギュラーモデルとして、ブランドの完全復活を遂げています。

今回登場する110周年記念限定モデルは、2代目キングセイコーの“KSK”をリメイクした、37mmケースのレギュラーモデルがベース。天面に施されたライターカットが印象的な12時位置のインデックスをはじめ、多面カットのインデックスや堂々と時を刻む太くて長い針、しなやかな多列ブレスレットなど、オリジナルを忠実に再現しています。

今作で特徴的なのは六角形の模様が施された和のテイストあふれるダイヤル。これはキングセイコー生誕の地である“亀戸”にちなんで、縁起のよい吉祥文様として日本の文化に根付いてきた“亀甲文(きっこうもん)”をモチーフとした型打ち模様として採用。外周に向かって濃くなるダークブラウンとの相性もバッチリで、風情を感じる仕上がりとなっています。

また、メタルブレスレットの他に、三つ折れバックルの付いたレザーストラップが付属。印象がガラッと変化するため、着けていく場所やその日の気分によってベルトを付け替える楽しみも。

ムーブメントには、約70時間のパワーリザーブを備える、自動巻きの“キャリバー6R31”を搭載。キングセイコーを象徴する盾のマークの入った裏ブタには、「LIMITED EDITION」の文字とともにシリアルナンバーが刻印されます。

セイコーの腕時計作りの礎を築いた“亀戸”をインスパイアした、まさにセイコー腕時計110周年記念に相応しい限定モデル。発売予定日は2月24日で、販売本数は世界限定1200本(うち国内500本)です。

>> セイコー「セイコー腕時計110周年記念限定モデル(SDKS013)」

<文/&GP>

 

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