ジンバルとは、動画撮影時に発生しがちな手ブレを補正するための装置。近頃のカメラにはボディ内に自動手ブレ補正機能を搭載しているモノもあるけれど、ジンバルならもっと大きなブレまで吸収。歩いたり走ったりしながらの撮影でも、滑らかに撮影できます。
ただ、高性能なミラーレス一眼に使うとなると、カメラの重さはそれなりだし、レンズをしっかり支えるには相応の大きさのジンバルが必要。とはいえ、動きながらの撮影に、重くかさばるタイプは使いにくいですよね。
そんな課題をクリアしたのが「MOZA AirCross S」。本体の重さはわずか750gながら、ペイロード（搭載できる機材重量の目安）は130g〜1.8kg！ ミラーレス一眼はもちろん、スマホやアクションカメラ単体での撮影にも対応。カメラを装着するL型プレートには、装着用マウントがふたつ搭載されているので、複数の機材を同時に搭載可能。ミラーレス一眼レフ＋アクションカメラや、スマホ＋360度カメラなど、組み合わせは自由自在です。
カメラの装着には、L型プレートとクイックシューを採用。縦位置・横位置の切り替えはL型プレートを付け直すだけで完了します。狙った通りの映像をスムーズに撮影できるのは、かなりうれしいポイント。
UIは、上位モデル「AirCross 3」を踏襲。設定や調整を直感的に行えるのも高ポイント。付属の専用キャリングバッグは、持ち運びや保管に便利です。
幅広い機材に使用できて、今ミラーレス一眼で動画撮影をしている人はもちろん、目下検討中の人にもうってつけ。特に、複数機材を携帯しながら、被写体に応じてデバイスを使い分けたい人にはぴったりの選択肢になりそうです。
>> ケンコー・トキナー
＜文／&GP＞
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