テレビを見るならチューナーが付いているのは至極当然のことでしたが、いまや映像コンテンツは地上波デジタルやBS/CS放送だけじゃない。ネット経由で楽しめる動画投稿サイトやネットテレビ、サブスクサービスが普及したいま、PCモニターをテレビと兼用するカタチで使っている人も増えつつあります。昨年あたりからはネット利用に特化したチューナー非搭載のテレビも見かけるようになりました。
ただこの手のチューナーレステレビは、映像視聴をメイン用途として想定しているためか大型サイズが多く、特に4K対応となると画面サイズはどんなに小さくとも40インチから。コンパクトな住まいではひとつの家電でテレビとPCモニターを兼ねたいというニーズは多いはずですが、40インチ以上となると卓上に据え置くには大きすぎます。さりとてひと回り小さな32インチとなると、解像度は大きく下がってHD、一般的な映像視聴はさておき、PCモニターとしては作業領域が足りない…。
そんな状況を踏まえて登場したのが、この“LG Smart Monitor”こと「32SQ730S-W」「32SQ780S-W」。画面サイズは31.5インチで有効表示領域は697×392mm、本体幅714mmとぎりぎりデスク上に設置できるサイズ感。それでいながら解像度は4Kに対応し、HDの約7.9倍に相当する表示性能でPCでの作業もスイスイ。サブスク動画やネットテレビも、より密度の高い映像で楽しめます。
画面は映り込みを抑えたアンチグレア仕様で、長時間の視聴でも目に過度な負担を与えることのないようブルーライト低減機能も搭載。デジタルシネマ規格の色域DCI-P3を90%カバーするという優れた色再現性能は、動画コンテンツの視聴はもちろん、映像や画像の編集においても大いにメリットあり。
PCとはUSB Type-CまたはHDMIで接続。また2系統搭載するHDMI端子のうち1系統は映像と音声をケーブル1本で転送できるeARCに対応しています。
本体には5w+5wのスピーカーを内蔵するとともにバーチャル5.1chにも対応しますが、さらに臨場感たっぷりのサウンドを楽しみたいならもうひとつのHDMIを使ってサウンドバーなどを接続してもいいですね。
脚付きのスタンダードモデル「32SQ730S-W」の他に、バリエーションとしてデスク天板に直付けできるアームスタンド付属モデル「32SQ780S-W」の2タイプが揃いますが、特にリビングと寝室を兼用する生活スタイル、あるいはPCモニターとしての使いやすさにこだわるユーザーであれば、アーム付きの「32SQ780S-W」がいいかも。画面位置や上下左右の角度調整において自由度が高く、画面を90度回転させて縦方向で使えるピボット機能にも対応しています。
いずれのモデルもLGが独自に開発したAI搭載の高画質化エンジン“α5 Gen AI Professor 4K”を搭載、解像度の低いコンテンツも4K相当画質までアップコンバート。映画好きのユーザーなら、製作者の意図そのままに作品の世界観を楽しめる“FILMMAKER MODE”の搭載も見逃せません。
店頭発売は「32SQ730S-W」が3月上旬、「32SQ780S-W」が4月上旬の予定となっています。
>> LGエレクトロニクス
<文/&GP>
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